自分の気持ちとは裏腹にゴールへと吸い込まれてしまうオウンゴール。見ている方まで切なくなるものだが、その中には伝説級のゴールが存在する。Jリーグだと、2004年に柏レイソルのGK南雄太選手が記録したものがそうだろう。
自分の手から離れたボールがそのまま自陣に入ってしまう……もはや悪夢と呼ぶしかないオウンゴールであったため、今でも覚えている人は多いはず。二度とあのオウンゴールは生まれない。そう思っている人もいるに違いない。しかし! だがしかし!
・伝説のオウンゴール再び
この度、あの伝説が海外で再現されたのでご報告だ。その舞台となったのは、2015年7月8日に行われたアルゼンチンの2部リーグ、コムニカシオーネス vs アトランタの一戦。さっそく、動画「COM 0 ATL 1 TC Cervetti」を確認してみると……
・完全に一致
ま、まさしくこれは! コムニカシオーネスのゴールキーパーがサイドの選手にボールを投げる……と思いきや! 手から離れなかったのか、ボールを自陣ゴールへ向かって投げてしまうのである!!
ゴールキーパーが投げたと同時に走り出す姿もむなしく、吸い込まれるかのようにして生まれるオウンゴールは、Jリーグで生まれたものとそっくり。あまりに切なく、とても見ていられない。何なら「あっ……あぁぁっ……」という声でも聞こえてきそうだ。
・チームはオウンゴールを皮切りに大敗
ただでさえ悪い形での失点であった上、時間帯も前半4分と最悪だったこのオウンゴール。チームの士気に影響したのかは不明だが、試合は0−5とコムニカシオーネスがホームで大敗する結果になっている。今はただ、ゴールキーパーが立ち直ることを祈りたい。
参照元:YouTube、Live Result(英語)
執筆:原田たかし
▼まさか再現されるとは……
▼こちらは南選手のオウンゴール