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脈々と受け継がれる江戸文化の影響で、東京には美味しい和菓子屋さんが数多くある。例えばどら焼きなら、上野の『うさぎや』や浅草の『亀十』などが有名だが、忘れちゃいけないのが人形町の『清寿軒』だ。

文久元年(1861年)創業という、なんと150年以上の歴史を誇る老舗中の老舗で、名物はどら焼きの「小判」である。大切なことだからもう1度言おう。『清寿軒』のどら焼きには大判と小判があるが、マストで買うべきは「小判」なのだ。

・名物は「小判」

清寿軒(せいじゅけん)は、駅でいうと地下鉄・人形町駅から徒歩5分ほどのところにある。エリア的には日本橋寄りなので、日本橋駅や三越前駅からも歩けないことはない。

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名物は何といってもどら焼きで、大判と小判の2種類がある。大判はいわゆる一般的などら焼きで、2枚の生地であんこを挟んでいるタイプ。そして小判は、1枚の生地であんこを包み込むように挟んだどら焼きで、同店の看板商品だ。

しっとり上品な口当たりの生地と、甘さ控えめで小豆の風味豊かなあんこは、大判も小判も全く同じ。だが、あんこの圧倒的密度がハンパない小判は、他では味わえないオリジナルのウマさ。まさに “オンリーワンどら焼き” と呼ぶにふさわしい完成度である。

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・午前中には売り切れるが……

駅から多少距離はあり、立地条件が最高な場所ではないにもかかわらず、開店の9時から小判を求めて多くのお客さんが訪れるので、「どうしても食べてみたい!」 という人は早めに店を訪れることをオススメする。

ちなみに、午前中で売り切れもザラだが、午後の部もあるからそちらを狙ってもいいだろう。価格はそれぞれ税込みで、小判が180円、大判が220円となっている。脈々と受け継がれる職人の妙技を、ぜひ味わってほしい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 清寿軒
住所 東京都中央区日本橋堀留町1-6-1
時間 9:00~17:00(売切れ次第終了)
休日 土・日・祝

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼清寿軒。人気店だが、大行列……ということはあまりないのも嬉しい。
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▼どら焼き以外にも、もなかや羊羹があるぞ。
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▼今回は大判と小判を購入した。
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▼ジャジャーン!
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▼大判。いわゆる一般的などら焼きで、こちらももちろんウマい。
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▼ただ清寿軒といったらやっぱり小判でしょ! 見てよこの迫力!!
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▼まさに “オンリーワンどら焼き” だ! 売り切れ必至だから、早めに行くか午後の部を狙ってみよう。
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