桜木花道といえば、漫画『スラムダンク』の主人公だ。言わずと知れた伝説のバスケ漫画であり、いまだにバスケ少年&少女に影響を与えている。ところが! なんと別競技のラグビーでどう見ても「桜木花道」なプレーが再現された。
一体どういうことなのか。今回はその様子を動画「Jake Mamo – Amazing TRY Assist vs. Sharks (NRL 2015)」と共にご紹介したい。
・NRLでの出来事
まさかのプレーは、2015年6月21日に行われたオーストラリアとニュージーランドで行われているラグビー・リーグ(NRL)、ニューカッスル・ナイツ vs クロヌラ・シャークスの試合で起きた。時間帯は後半終了間際のことである。
・自らとーる!
16−12とリードし、なおも相手陣内へ攻め込むニューカッスル・ナイツ。動画では、背番号19のジェイク・マモ選手に注目していただきたい。そして問題のシーンを文章で簡潔に表すと次のようになる。
こぼれ球を蹴ってしまうマモ選手 → ボールはデッドボールラインを割ってしまいそうになる → マモ選手は最後まで諦めずに追う → 自らとーる! → 捨て身でボールを戻し仲間へパス → トライ
……といったように、その姿は桜木花道そのものだ。自らのミスを帳消しにするプレーがソックリ。また、最後まで諦めないところも合わせて、マモ選手は一度で二度「桜木」を再現しているようにも見える。
・もうひとつのラグビー
ちなみにタックルでラックが形成されていないことを不思議に思う人がいるかもしれないが、これは「ラグビー・リーグ」というもうひとつのラグビー。15人制の「ユニオン・ラグビー」とは少しばかり違うので、こういうラグビーがあることも覚えておこう。