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「なぜ?」「これをやったら、どうなるの?」「やってみよう!」。好奇心こそが文化や科学の発達の原動力になってきたことは言うまでもない。しかし、その一方で、好奇心は悲劇を生み出すこともある。

男性が何を思ったかペットボトルに “ムスコ” を入れてしまったそうだ。その結果、ペットボトルが外れなくなってしまったのである。自力でもダメ、病院でもダメ! ついには消防にレスキュー要請をする事態に発展してしまった。

・なぜ入れたのか

2015年6月のある日の夜、事件が起きたのは中国・安徽省合肥市のホテルだ。出張で現地を訪れていた30代男性が、ペットボトルにムスコを入れてしまったことが事件の発端だった。賢明な読者諸兄諸姉ならお気づきであろう。“ムスコ” とは、自我が確立された個体ではなく、人体(♂)にくっついているアレである。

なぜ? そして、どうやって……? 他にもいろいろと聞きたいことがあるが、とにかく男性はムスコをペットボトルに入れた結果、それが抜けなくなり、1時間あまり痛みに悶絶したのち、病院に行ったそうだ。

・病院では処置不能 / 消防を呼ぶ騒ぎに

病院では、当直の医師が処置を試みたそうだ。とりあえず、ペットボトルの本体を医療用のハサミで切って取り外すことに成功! しかし、硬~い飲み口部分だけは、どうしても切れない。

結局、病院ではこれ以上の処置はできず、消防に通報。レスキュー要請をしたのである。

・男は黙って病院を去った / ムスコを入れた理由は語らず

駆け付けた消防隊員は、特殊な工具を使ってムスコを締め付けていたペットボトルの口の部分を切断した。ついに……ついに! 彼は、ペットボトルから解放されたのだ!!

しかし、長時間、しかも我慢できないくらい激痛を感じるほどの締め付けだったせいか、ムスコはひどく腫れ上がっていたという。医師は男性に入院を勧めたが、男性はかたくなに拒否。そのまま病院を去っていったとのことである。

なお、ペットボトルにムスコを入れた理由は、一言も語られなかったそうだ。

参照元:中安在線(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.