昨年の異物混入問題から、約半年ぶりに復活したまるか食品の大人気商品といえば、『ペヤングソースやきそば』だ。販売が再開してすぐに、全国各地でイベントが大盛り上がりになるなどし、日本を代表する大手新聞社「読売新聞」もその様子を報じた。
──だが、読売新聞が自社のニュースサイト「読売ONLINE」で掲載しているペヤングの作り方が “どこかおかしい” とネット上で話題になっているのだ。
最初に報じたときには「お湯を注ぐと店内にソースのにおいがたちこめた」と書き、その後に一部修正。修正後は「麺をすするとソースのにおいがたちこめた」と書いているのだが、肝心な “湯切り” の部分が書かれていないのだ。
ネット上では「適当な記事だな」といったコメントが多く見受けられるが、はたして大手新聞社である読売新聞がそんなテキトーすぎる記事を書くだろうか? 私(筆者)は、どうしてもそうは思えなかった。
この修正には、読売新聞が暗に伝えたい、ペヤングの美味しい食べ方があるのではないだろうか……? 大手新聞社が商品に書いてある正しい食べ方を報じなかったら問題になるが、じつはそれを回避して伝えたい作り方があるのかもしれない。
そう思ったロケットニュース編集部のペヤングファンたちで、読売新聞に書かれていた記事を忠実に再現した「読売新聞流ペヤングの作り方」で、実際に調理してみた。
作り方は、お湯を注ぐ前にソースやかやくをペヤングの容器に入れ、お湯を入れてから3分待つ。その後、湯切りをせずに食べればOKだ。気になるお味はというと……!!
こ、これはっ!
普通に作るペヤングがマイク・タイソンのような「ハードパンチャー系しっかり味ソース焼きそば」だとすると、読売新聞流はソース味のスープに、麺の香りやスパイスの香りが際立つ、マニー・パッキャオのような「テクニシャン系あっさりソースラーメン」になるではないか!!!
日本語の表現を工夫し、問題を起こすこともなく、見事に絶品の「読売新聞流ペヤングの作り方」を教えてくれた読売新聞の記者の方には心から敬意を表したい。
いつものペヤングの味好きだという人は「いつもの方がウマい」と思うかもしれないが、ちょっと濃すぎるという人は、ぜひこの作り方を参考に『ペヤングソースラーメン』を作って食べてみて欲しいと思う。
参照元:読売ONLINE
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.
【特別付録 ペヤングソースラーメンの作り方】
▼まずはソースとかやくなどを全て入れてしまおう
▼その上から豪快にお湯を注ぐ
▼「3分待てない!」かもしれないが、ちゃんと待とう
▼開封した瞬間……
▼編集部内に食欲をそそるソースのにおいが立ちこめた
▼かき混ぜる前はこんな感じ
▼かき混ぜるとソース色に!
▼「ソースそば、って感じですね」
▼「まずくはないね! うまくもないけど」
▼「ふつうに食べたほうがウマいですね」
▼「でも、食えなくはないですね」