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今から2年前の2013年5月、当時のロケットニュース24編集部メンバーは、「ディグラム」という性格診断を受けた。ディグラムとは、数万人規模のアンケート調査結果と心理テスト「エゴグラム」をベースに開発された、統計学と心理学をかけ合わせたものであり、ここ数年テレビや書籍で注目を集めている。

・サファリパークから動物園へ

木原誠太郎氏率いるディグラム・ラボ株式会社が、独自の調査で開発と更新を進めている。その最新版データを元に、現在の編集部メンバーの診断を行った。その結果、2年前は奇人変人の坩堝(るつぼ)だった編集部は「動物たちが暴れ回る檻(理性)なきサファリパーク!」と診断されたのだが、今回「個性的なメンバーの集う動物園」へと進化したことがわかった! 少しはバランス良くなってきたらしい。

・ディグラム診断とは?

この診断はとても簡単だ。20個の質問に「はい」「どちらともいえない」「いいえ」のいずれかで答える。すると、「厳しさ(CP)」「優しさ(NP)」「論理性(A)」「自由奔放さ(FP)」「協調性(AC)」の5つの項目に割り振られたグラフが出来上がる。グラフの波形から、性格の傾向を紐解くのである。

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・ポリープの疑いを見抜いた!

2013年に診断してもらったときに、GO羽鳥に驚くべき診断結果が出た。そのとき羽鳥は協調性の値がMAXであり、周りに気を遣い過ぎていると言われたのだ。さらにその気遣いが元で、胃腸にポリープがある可能性があると指摘されたのだが、検査の結果、マジで大腸ポリープが見つかったのだ! 恐るべしディグラム診断。さて、今回はどんな性格診断の結果になったのだろうか。以下はそれぞれのメンバーの診断結果である。

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・佐藤の診断結果 「厳しさが高めの逆N型3」

逆N型3は、感情の制御不能なノリノリ暴走機関車なのだとか。感情の起伏が激しく、決断するとその物事に突っ走っていく。アクセルはあるけどブレーキはないタイプ。酔うと性質が悪い。ちなみに2013年よりも厳しさの度合いが高くなり、自由奔放さが下がった。

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・P.K.サンジュンの診断結果 「子どもの度合いが高い逆N型3」

タイプとしては佐藤に近い。協調性が著しく低く、子どもっぽい度合いが高い。しかし論理性も高いので、何事にも振り切れない。凄まじい自信家で、走り出すとまっすぐは走るけど、曲がることができない。論理性を高めると成功するタイプ。日記をつけると良い。

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・原田たかしの診断結果 「人生の満足度が高くなるNPトップ型」

NPトップ型は、女性に多い波形で聞き上手。相談を聞くのは上手いが、解決に導くのが下手。そんな原田は優しさの塊のような性格。優しいがゆえに騙されやすい側面がある。押しに弱く、当編集部では人間サウンドバック状態で打たれっぱなし。しかし長い目で人生を見ると、最終的に満足度が高い傾向にあるようだ。

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・Yoshioの診断結果 「大人のM型」

M型は、本来ノリ重視のムードメーカーで楽天家なのだが、論理性の高いYoshioは「元気のない楽天家」なのだとか。M型には暑苦しい人が多いなかで、Yoshioにはその暑苦しさがなく、春の木漏れ日のような柔らかさがある。だが、厳しさが弱いために、肝心なところで決めることができない。人に嫌われることを避けるために、自分を演じている節がある。

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・GO羽鳥の診断結果 「1番モテないU型2」

U型2は、劣等感が強く、自己表現が下手。ひとりよがりで突っ走る傾向にあり、この型は男女共にモテないとのこと。GO羽鳥は、以前に比べて周りに気を遣う協調性の度合いが下がった分、自由奔放さが上がり、身体にストレスを溜め込む危険は減ったそうだ。しかし、“キレやすくなった” との指摘も。この波形が進むと、メンタル面がヤバくなるとのことなので、旅に出て自分を見つめなおすと良い。

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・沢井メグの診断結果 「大人のZ型」

実はZ型は、ディグラム・ラボ株式会社でも最近発見された新型とのこと。沢井のは前回厳しさマックス、論理性ゼロというV字を描くような極端な波形だったのだが、今回優しさと論理性が大幅にアップしており、メンバーのなかでもっとも波形が変化している。極めて冷静沈着でおしとやか、じっくりと物事に当たる性分とのこと。

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・バランスよくなった!

前回は論理性を担うメンバーがおらず、全員が自由奔放さだけで突っ走っているという診断だった。それから2年経ち、新たなメンバーが加わったおかげで、チームとしてのバランスが良くなったそうだ。サッカーで例えるなら、逆N型3の佐藤・サンジュンはフォワード、M型のYoshioとU型2の羽鳥がボランチ、Z型の沢井がディフェンダーで、NPトップ型の原田がキーパーのような役割を果たしているそうだ。

中盤がいないので、中盤を担えるような新たなメンバーを迎えるとさらにバランスが良くなるとのことである。こうして組織全体を見てみると、能力や職務だけではわからない組織全体の性格のようなものが見えてきて実に面白い。さらに2年後、再診断したらどんな結果になるのか気になるところだ。

・芸能人の性格を暴く!

なお6月17日22時~23時30分、フジテレビ系(一部地域を除く)で木原氏が出演する番組「性格ミエル研究所」が放映されるそうだ。芸能人の性格の本質が赤裸々に暴かれるとのことなので、興味のある方はチェック!

取材協力:ディグラム・ラボ株式会社
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼こんなフォーメーションらしい
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▼ディグラム診断の20の質問。「はい」「いいえ」「どちらとも言えない」のいずれかで答える
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▼佐藤の診断結果は、「厳しさの高い逆N型3」
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▼さらに詳細なデータによると、逆N型3はこんな風に自己評価しているらしい!
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▼さらにさらに逆N型3は、手にボディタッチされるのを喜ぶらしい! そんなことまでわかるのか!!
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▼P.K.サンジュンの結果、「子どもの度合いが高い逆N型3」
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▼原田たかしの結果、「人生の満足度が高くなるNPトップ型」
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▼Yoshioは、「大人のM型」
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▼GO羽鳥は、「1番モテないU型2」
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▼沢井メグは、「大人のZ型」
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▼このなかで一番調子モノなのはサンジュンと判明。サンジュン「そんなことないっすよ~。誠実とは僕のことですからねえ」と、調子の良いことを言っている
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