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一般的に、花粉症に悩む人が最も増えるのは、2〜4月頃。スギ花粉と言う名の細菌兵器がばらまかれるのが、大体それくらいだ。だから、花粉症持ちの人は「その時期は猛攻に耐えるしかない」と半ば諦めながら覚悟しているに違いない。

しかし、同時にこう思っているのではないだろうか。「5月頃になれば、少しは楽になるはず。いや、完全に解放されるはず」と。もちろん、花粉症のタイプにもよるから一概には言えないが、そう信じてGWまで戦ってきた人は、実際に多いだろう。

ところが! 花粉症のタイプなのか何なのかよく分からないが、GWを過ぎ、5月の半ばになっても、花粉症が全く治まらない人も。今回はそんな人にありがちなことを、個人的な体験を元に、あるあるという形でお届けしたい。題して「5月半ばになっても花粉症に悩んでいる人にありがちなこと30連発」だ。

【あるある】5月半ばになっても花粉症に悩んでいる人にありがちなこと30連発

1. 「明日こそは、きっと少しは楽になるはず」という淡い希望が打ち砕かれることに、すでに慣れている。
2. 「そろそろ症状がマシになって来る頃」と思っているから、薬が切れそうになった時に、病院にもらいに行くかどうか悩む。
3. そもそも5月も半ばになったら、休戦協定が結ばれるものだと思っていた。
4. それなのに、何なんっすか? この敵の波状攻撃は……。
5. 一緒に戦ってきた戦友(花粉症持ちの人)が、次々と任務を解かれて家でゆっくりしているのに、自分だけが塹壕の中に取り残されている気分。
6. または、マラソン大会で「あと少しでゴール!」というときに、「お前だけは、このコースもう1周や」と教師に言われた気分。
7. もしくは、「苦労してやっと倒した!」と思ったラスボスが、「フッフッフッ」と言いながら、最終形態に変身しはじめた気分。
8. そういう意味で、メンタルのダメージがメチャクチャでかい。
9. 次から次に火を噴く機関銃(鼻水)に撃たれまくって、鼻の下あたりがボロボロになっている。
10. もっと言えば、顔中ボロボロになっている。
11. 長引く戦いに、士気が完全に低下している。
12. 敵はスギなのか? ヒノキなのか? そんなことが徐々にどうでもよくなってくる。
13. この時期になると、くしゃみをしたと同時に屁が出ることも、何度か経験済み。
14. 止まらない鼻水に、「もしかして、自分は花粉症じゃなくて、風邪なのかな?」と疑い始める。
15. そう思って耳鼻科に行くと、「花粉症ですね」という戦場居残り決定通告。
16. 「貴様だけは一生塹壕だ!」と軍曹(医師)に言われているような気がする。
17. 「軍曹殿! 自分はもう限界であります!!」と叫びたい。
18. 「軍曹殿がいつもおすすめになるネブライザーは本当に効果があるのでしょうか!」とも叫びたい。
19. 「植物の受粉のせいで、ここまで苦しめられる意味が分かりません!」とも叫びたい。
20. 「桜の時期は覚悟していましたが、新緑の時期まで長引くとは思ってませんでした!」とも叫びたい。
21. 「梅雨のジメジメした季節になっても、まだ塹壕にいるのは耐えられません!」とも叫びたい。
22. 何より、「この戦争はいつ終わるのでしょうか!」と叫びたい。
23. 場合によっては、フルフェイス型のヘルメットを本気で検討しはじめる。
24. いや、ないない。
25. 23と24をループ。
26. 自分の手持ちの防具(薬やマスクなど)が心もとなく感じられる
27. この段階で防具を変えても、「今より効果が思わしくなかったらどうしよう」と葛藤する。
28. モーニングアタックとかいう、連日に及ぶ奇襲攻撃。
29. だけど、明日こそは攻撃を受けないかも……と思いながら、今日も眠りにつく。
30. でもやっぱり、念のために枕元にティッシュを置いておく。

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.