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突然だが、私・佐藤記者はとんでもないバカである。4×9=38 とか言ってしまったり、コンビニでお釣りをいい感じに小銭が多く出ないよう計算して支払っても間違っていて店員さんに苦笑されるなど、日ごろから自分の頭の悪さにげんなりしている。

こんなバカなオッサンの私が賢くなるには、どうすれば良いのだろうか? 今から勉強したって、成果が出るころにはきっとジジイになっていて手遅れ間違い無し。パー○ンみたいにもう自分のコピーロボットを作って、そいつにいろいろ頼むしかないのではないか?

だが、コピーロボットを作ってもらうとしてもどこに頼めば良いのか分からない。そこでいろいろ調べてみたところ、なんとあの「インテル、はいってる」でおなじみのインテル株式会社のCPUが、会話ロボット「パルロ」に搭載されていることが発覚した!

こ、これはっ……! 世界のインテルならきっと自分の頭脳を超えるCPUを作るのなんて余裕であろう。これはインテルに勝手に侵入して、偉い人を呼んで自分のコピーロボットを作ってもらうしかない!

――ということで、東京にあるインテル株式会社のオフィスに到着。「一番えらい人を頼む!俺のコピーロボットに入れられるCPU作れそうな人!」とお願いしつつ、会議室で待つこと数分。な、なんかえらそうな人キター!!

なんと、インテル株式会社執行役員 技術本部 本部長の 土岐英秋さんが直々にやってきてくれた! 警備員が来るかと思ったが、マジでCPUに詳しそうなえらい人を呼んでくれたインテルに心から感謝したい。

さっそく「インテルが入った俺のコピーロボットを作ってもらえないっすかね?」と頼むと「いや……ちょっとそれは難しいですね。」とNGを食らってしまった。(当たり前です)

ええい、自分のコピーロボットが難しいなら、たとえばこのシャーペンにCPUを入れて、試験問題を読み取ってどんなバカでも100点が取れるようになるとかってできないんすかね!? と聞いてみると……!!

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「技術的には可能です。おっしゃったこと以外にも、たとえば“自分の筆圧などを計算して最適な重心のペンを作る”、“自分に合ったシャーペンの芯の濃さを教えてくれる”なんてこともできると思います。

また、インテルのCPU独自の技術としては、“セキュリティ機能で所持者以外の人がペンを使おうとしても書けなくなる”なんてこともできますよ。」

ま、マジっすかー! インテルすげぇ(笑)。そんなものが商品化されたら全国の学校が困っちゃうと思うが、実現したら学生のときの自分にタイムマシンで渡してあげたいほど素晴らしいものになりそうだ。

じゃ、じゃあたとえばこの『こんにゃく』にインテルのCPUを入れたら、某ネコっぽいロボットの道具のコンニャクみたいに、食べたら他国語がペラペラしゃべれるなんてことになったりしないですかねッ!?

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「CPUは食べられないので無理だと思いますが、たとえば翻訳機のようなものはいつかは作れると思います。テーブルの上に置いておいて、話すだけで設定した言語に翻訳してくれるような。

もしこれが実現したら、通訳が誤っていてトラブルになったりなどの事故も防げますし、より他国の人と話しやすくなるでしょう。翻訳機を作る要素は集まっているので、近い将来本当に実現するかもしれないですね。」

おお……そんなものが実際にできてしまったら、俺みたいなオッサンでもパツキンのチャンネーをスラスラッと口説ける時代が来るってワケですな。早く実現してっ!

じゃ、じゃあ最後に、この『傘』にインテルのCPUを入れたらどうなっちゃいますかね? なんか物凄い勢いで回転して空を飛べちゃったりとか……!?

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「それはCPUの性能というよりは、モーターを付けた方が実現するかもしれないです(笑)。インテルのCPUを傘に搭載したら、もっとスマートに“傘を差さず雨に濡れない道”を教えてくれるなどは実現可能だと思います。

たとえばそれ以外にも“ベビーカーを持ったお母さんに優しい段差の少ない道”や、“事件が発生しそうな道を避けるルート”を教えてくれることもできるでしょう。」

なるほど……なんだかインテルのCPUをいろいろなものに入れたら、マジで世の中平和になったり超絶便利になってネバーランドみたいになっちゃうんじゃね? と思ってしまうような、夢のような話をたくさん聞くことができた。

今お話しいただいたもの以外にも、あの懐かしの『スペースインベーダー』や『ドンキーコング』などのアーケードゲームにもインテルのCPUがはいってるそうだ。

また、世界で最も高速なスーパーコンピューター『天河二号』にも、インテルのCPUがはいってるのだとか。2番じゃダメなんですよ2番じゃ! インテルのCPUは世界いちィィィ!

ちなみに、インテルのFacebookページやTwitterでは、それ以外にもさまざまなインテルの豆知識や、楽しいクイズなどを定期的に投稿している。どれも非常にためになったり、ちょっとインテリな感じの洒落が効いていて非常に面白い。

パソコンやタブレットに「インテル、はいってる」なのはみんな分かっていると思うが、はいってる会社がどういった感じなのかを見てみるのもとても楽しいぞ。ぜひみんなチェックしてみてくれよな!

参考リンク:インテル株式会社公式FacebookTwitter
Photo:Rocketnews24.