福岡県福岡市は博多。もつ鍋・ラーメン・明太子とグルメには事欠かないが、忘れちゃいけないのが「うどん」である。地元民によれば、「ラーメンよりうどんの方が食う機会多かよ」という話もあるほど、博多には欠かせないグルメなのだ。
その博多で数店舗を構えるのが小倉発祥のうどん、その名も『元祖・肉肉うどん』である。博多在住の知人によれば、「ここ最近増えたね~」とのことである。博多で小倉のうどん……気になるぜ! ということで、実際に「肉肉うどん」を食べてきたのでご報告するぞ!
・福岡市内に4店舗
『元祖・肉肉うどん』は福岡市内だけでも4店舗がある。筆者が伺ったのは「川端店」だが、観光客が訪れる機会の多い「中洲」や「福岡空港」にも店舗があるとのこと。インパクトのある看板なので、比較的目に留まりやすいハズだ。
実は筆者は、昨日の酒が体にたっぷりと残っている、“完全なる二日酔い状態” で「肉肉うどん」を初体験した。旅行のウキウキテンションも手伝って、中洲で浴びるほど飲んでしまったのだ……。美人が多くて困るよね! 博多ったら!!
・二日酔いで訪れた
普通の速度では歩けないほど酒が残っている中、知人に連れて行かれたのが『元祖・肉肉うどん』である。元気な知人は「ごぼう天うどん」を注文していたが、グロッキーな筆者は一番シンプルな「肉肉うどん」を注文した。
内心、「素うどんでいいんですけど……」と思っていたが、知人は「ここの食うと回復するから大丈夫ッタイ!」と意に介さない様子。やがて運ばれてきた肉肉うどんは、真っ黒なスープに青ネギ・肉・生姜がたっぷりのったうどんである……。食えるのか、俺!
・食べてみると……
震える手で生姜をよく混ぜ、まずはおつゆから飲んでみることに。──ハァァアア、優しかーーーー。 甘めのつゆに生姜がビシッと効いており、荒れ果てた内臓にじんわりと沁み込んでいくようだ。しばらくは憑りつかれたように、つゆばかりを飲んでいた。
うどんもバリバリにコシがあるというよりは、どちらかというとフワフワと柔らかい。うどんに程よくつゆが入り込み、麺に絡んだ生姜がまたウマい。これは……グロッキーでも美味しく食べられる! 残りわずかだった戦闘能力はみるみる回復し、一杯を食べきったのであった。
食べる前は、肉がゴロゴロ入ったうどんを食べ切れるとは思わなかったが、とにかく生姜とつゆのコンビネーションが絶妙! 二日酔いで、ここまで美味しく食べられる料理も少ないだろう。「博多で飲みすぎた朝は肉肉うどん」……。これは覚えておいて損はないぞ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 元祖・肉肉うどん 川端店
住所 福岡県福岡市博多区上川端町5 三苫ビル 1F
時間 平日11:00~24:00 / 日祝日11:00~20:00
休日 不定休
参考リンク:元祖・肉肉うどん
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼メニュー豊富だ。
▼うどんに生姜が絡んでくる!
▼コロコロとした肉もウマい。
▼飲んだ翌日には肉肉うどん! 覚えておくべし!!