以前の記事で、東京・渋谷のカレー屋「MOKUBAZA」についてお伝えした。従来のカレーライスの概念を覆す、スイーツなような見た目に驚いた人も多いのではないだろうか。また新たに見た目からして美味しそうなカレーを発見したので、ご紹介したいと思う。
・土鍋の焼きカレー
今回ご紹介するのは、東京・浅草橋のお店「ストーン」である。ここは焼きカレーで知られるお店で、テレビで紹介されたこともある有名店だ。土鍋で提供される焼きカレーは、寒い冬にピッタリ。芯から身体が温まる、アツアツグルメである。
・歴史を感じる店
お店にたどり着くと、私(佐藤)はまずその店構えに感動した。外観から漂う昔馴染みの「喫茶店臭」とでも言おうか、その佇まいに何だか癒されるものがある。真新しいお店も当然魅力的なのだが、私は個人的に、歴史を感じさせるお店が大好きだ。お店を通して積み重ねられた時間を思うだけで、興奮してテンションが1.5倍くらいになってしまう。
・店内に行列
さて、お店に入ると、店内に席を待つ行列ができているではないか。どうやら、お店の前に並ぶのは近所の迷惑になると配慮しているようで、外で待っていると中に入るように言われた。店内はそう広くない。テーブルを見ると、ほとんど全員といって良いくらい焼きカレーをオーダーしている。
・全部ウマそう!
メニューを見ると、焼きカレーのほかに「焼きスパゲティ」や「焼きロールキャベツ」、「焼きハンバーグ」がある。うおぉおお! 全部ウマそう! 言葉だけですでにウマそう。全部食べてみたところなのだが、悩んだ末に初回なので、やはり定番の焼きカレーを注文することにした。
・サラダはなくても……
土鍋で焼くカレーは、想像通りに時間がかかる。そこで最初にサラダが出されるのだが、これが正直ちょっと寂しい。メインはあくまでカレーなので、そこまで期待するつもりはないのだが、ちょっとも盛り付けがさみしすぎる。これなら、なくても良いような気がしないでもないのだが……。
・ハフハフが心地いい
15分程度待ってようやく念願の焼きカレーとご対面。おお! グツグツと煮え立つ様子は見るからにアツそうだ。しかしウマそうでもある。カレーの表面をぽっこりと浮島のように浮かぶチーズの表面はこんがりキツネ色。見ただけでウマいとわかる! 食べてみるとやっぱりウマい!! 口の中をヤケドしそうなほどアツいのだが、それをハフハフやってるのが、大変心地よい。
・答えがひとつの方程式
この焼きカレーには、少しだけ仕掛けがある。実は土鍋の奥底にタマゴが入っているのだ。チーズ + カレー + タマゴ、この方程式が導き出す答えはひとつだ。ウマい! しかない。しかも食べているうちに、タマゴに火が通っていく様子も面白い。計算された演出と言って良いだろう。
暦のうえでは立春。これから日増しに春に近づいていくのだが、まだまだ寒い。震えるような寒い日には、ストーンの焼きカレーでハフハフやろう!
・今回紹介したお店の情報
店名 ストーン
住所 東京都台東区浅草橋1-10-12
営業時間 11:00~14:00、17:30~23:00
定休日 日曜日
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24