いくら芸術が好きな人でも、なかなか理解し難いアートは存在するものだ。以前、キャンバスの真ん中に線が1本描かれた超シンプルな作品が、44億円で落札されたとのニュースをお伝えしたことがあったが、理解し難いからこそ芸術は奥が深いのかもしれない。
そんな、理解不可能な芸術を生み出す一人のアーティストがいる。肛門をかたどったチョコレートを制作することで知られるアーティストが、新たな試みに挑んだのである! ブロンズ製の特注肛門アートを、約22万円で制作・販売を請け負うというのだ。
エキセントリック・アートの製造過程は、動画「Alternative Model Has Her Anus Cast In Bronze」でチェックできるぞ!
・肛門型のチョコレートで有名になったアーティスト
肛門型のチョコレート制作で知られるアーティストは、イギリス人のマグナス・アーヴィンさんだ。2006年から肛門アーティストとなった彼は、実際に人間のお尻の穴をかたどったベルギーチョコレートの制作を始め、話題となった人物だ。
「お尻の穴型のチョコなど食べたい人はいるのだろうか?」と思ってしまうが、人気テレビ司会者のグラハム・ノートンや名優スティーヴン・フライといった著名人からの注文も受けたそうだ。新たなプロジェクトに踏み出せるぐらいなので、需要はあるのかもしれない。
・肛門アートの制作過程を動画で紹介
肛門チョコレートはある女性のお尻の穴をかたどったもので、今までは全て同じデザインだった。しかし今回は新たな挑戦として、注文した本人の肛門をかたどったオーダーメイドのアート制作に乗り出すことにしたのだ!
それでは、ブロンズ製の肛門アートの制作過程を紹介しよう。とりあえず、ビデオに登場するマグナスさんは、エキセントリックを絵に描いたようなキャラの持ち主であると言っておこう。モデルとなるレイナ・テラーさんは、これから起こることを案じてか少し不安な様子だ。
・お尻にアルジネート印象材を塗って型取り
お尻の穴の型を取るために、ベッドの上で脚を曲げてお尻を突き出し、ヨガポーズのような姿勢で横たわったレイナさん。歯医者で歯型を取る時に使用するアルジネート印象材を肛門に塗られ、ジェルが固まるのを5分程待つ。そして固まったジェルをそっと剥がし、これで型取りは完了。
次に器に入れた肛門型に石膏を流し込み、固まったら完成だ。こうして鋳造業者に送られた型が、ブロンズ製のアートに変身するというわけだ。
・肛門はサンゴや花のような美しさがある
ブロンズ製肛門アートの制作費用は1200ポンド(約22万円)で請け負っているが、これが高いか安いかは注文する人の価値観次第である。「お尻の穴には何か美しいものがある。型取った肛門は、サンゴや花のようだ」と語るマグナスさんは、肛門に魅せられてやまないようである。
ブロンズ製のアートには手が届かないという人は、もうじきバレンタインデーなので、インパクトのあるチョコを送って他の人を差をつけてみるのもアリかもしれない。といっても、今のところ肛門チョコは日本からはネットでも購入不可能なので、日本上陸まで首を長くして待っていてほしい。
参照元:YouTube、INQUISITR、NOW.HERE.THIS.(英語)
執筆:Nekolas
▼ブロンズ製の肛門アートの作り方を紹介した動画はこちら