treadmill

世の中には一体なぜ? と思うようなことを淡々とやり続けている人がいる。それも人知れずライフワークとして継続していたりするものである。厄介なのは、それが思わぬタイミングで注目を集めてしまうことではないだろうか。

オーストラリア人男性のブレンダンさんは、約1年前に妙な動画をYouTubeに投稿していた。それが最近になって注目を集め始めてしまい、本当に困惑している様子。その動画とは、ランニングマシンで走りながらドラムを叩くというものである。危ないから走るのやめてくれ! もしくはワイヤレスヘッドフォンを買えよ! そう言いたい……。

・ロックナンバーに挑戦

彼は自らを「Treadmill Drummer」と名付けている。Treadmillとはランニングマシンのことであり、これに乗って走りながらメタリカやステレオフォニックスなど、往年のロックナンバーのドラムカバーを行うのである。

・ワイヤレスヘッドフォンでやれ!

足でリズムを刻むバスドラムはどうするのか? それは、左手で叩くフロアタムで補っている。走りながらでもなかなか器用にビートを刻んでいるのだが、映像を見ていると不安で仕方がない。ヘッドフォンのコードが絡んで、転んだりしないか気が気でならないのだ。頼むからワイヤレスヘッドフォンで演奏してくれよ……いやその前に走らなくていいから! マシンから降りて叩けよ!!

・新作撮れない

実は彼、この動画が最近ヒットしたことに気付いたようである。それで慌てて過去の映像を掘り起こして、新しい映像を投稿しているような状況。撮り直せばいいのでは? と思われるかもしれないが、それができない。失業中でランニングマシンを売り払ってしまったのだ。新作を撮りたくても撮れないのである。ひそかに買いなおすことを画策しているようだ。

見て欲しいときには再生回数が伸びないのに、今はどうすることもできないというときに、注目を集めるとは。人生とはまったく厄介なものである。

参照元:YouTube
執筆:佐藤英典

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