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少し前から、某・文化人男性の、「カノジョ9人」及び「80股」騒動が話題になっていますね。ここでは、その件に関して直接触れるのではなく、その文化人男性が五十路(いそじ)であるという点に着目したいと思います。五十路男性と密な関係になる際、注意すべきことを考えていきましょう。

・上から目線はNG

まず、上から目線にならないことが大切であると筆者は考えます。「若い自分が、オッサンを相手にしてあげている」という考え方をすると、後々大どんでん返しに戸惑うこととなるでしょう。

なぜなら、最近は若い女の子にモテる五十路男性が珍しくない時代だからです。モテる理由は人それぞれ、若々しい外見をキープしているダンディタイプもいれば、圧倒的財力にものを言わせるタイプもいます。冒頭で挙げた文化人男性のように、何らかの分野に特化していることが魅力に繋がっているケースもあるのでしょう。

理由は何であれ、彼らには「オッサンな自分が、若い女の子に相手をしてもらっている」などの自虐的な感覚はないはずです。むしろ、「俺はオッサンだけど、若々しい外見という武器がある!」とか、「俺はオッサンだけど、圧倒的財力という武器がある」とか、自信を持っているはず。自信満々だからこそ、上から目線の小娘にはさっさと見切りをつけ、次なる女性に意識を向けていくのです。

・少女感覚をよそに持ち込まない

次に大切なのは、五十路男性が若い女の子として扱ってくれている感覚を、よそに持ち込まないこと。五十路男性は、私たち三十路熟女を決してBBA扱いしたりしません。そのため、彼らの前では、三十路熟女も少女に返ることができます。

ここまではノープロブレムですが、その少女モードのまま、同年代との合コンに参戦すると、おかしな温度差が出ます。自分を、「若い女の子扱い」してくれない同年代男性たちにイラッとくるのです。

しかし、それはお門違い! 三十路男性にとって「若い女の子」は二十歳そこそこのお嬢さん方であり、私たち三十路熟女は「若くない女の人」なのです。

・五十路男性のチョメチョメ事情はどうなっているの?

そして、性的欲求に関して。これまで同年代の男性としか交際経験のない女性の場合、五十路男性に対して、性的欲求はほとんどないイメージかもしれません。しかし、五十路男性にも性的欲求はあります。「枯れているに違いない!」と決めつけるのはご法度!

逆に、五十路男性の技術に対して、過度に期待する女性もいるかと存じますが、年齢を重ねたからといって上手とは限りません。若くても技巧派な男性が存在するように、五十路でもビミョーな男性も存在するのです。

今回の騒動で、五十路男性がモテるようになるのか、モテなくなるのか、まだわかりませんが、五十路男性ブーム到来の際には、ご参考にしていただけると幸いです。

恋愛コラムニスト: 菊池美佳子 Twitter / ブログ
イラスト:Rocketnews24