2015年1月21日から開幕した、日本最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」。初日から多くの来場者が詰めかけ、熾烈なチョコレート争奪戦が繰り広げられていることは、以前の記事でお伝えした通りだ。
特に、パティシエ エス コヤマ、ジャン=ポール・エヴァン、ピエール マルコリーニ周辺は、行列で身動きが取れないほどごった返しており、購入までかなりの時間がかかる。もう無理! って人は、入り口すぐにある森永ハイクラウンとゴディバだけでもチェックして帰るといい。そこだけでも十分チョコレートのおいしさを堪能できるはずだ。
・森永ハイクラウン誕生50周年
森永ハイクラウンは2014年に誕生50周年を迎えた。それを記念して、昨年10月から12月まで、JR東京駅グランスタに期間限定ショップをオープン。そこで販売していた限定商品を、サロン・デュ・ショコラでも販売しているのである。
・100年のデータ?
会場で配布されていたパンフレットによると、今回販売している商品は森永製菓が100年分の膨大なデータを紐解き、新商品の開発に活かしているという。いくら何でも言いすぎじゃないの? と思ったのだが、購入して食べてみると、それが大げさなものではないことがわかった。
・溶け始めるその瞬間
ひとかけらを口に入れてみると、ファーストインパクトは他のチョコレートとあまり違いがなく、食べた瞬間に大きな特徴を捉えることはできない。しかし、これが溶け始めるときに、森永のこだわりを瞬時に垣間見えるのだ。
・ミクロン単位で調整
舌の熱で静かに溶け始めるその様子は、まるで砂の城が、自然の風に吹かれてゆっくりと倒壊していくようである。ただ静かに、必然的に溶け始めていく。何でも、この舌触りは、ミルクの風味と口どけを両立するために、1ミクロン単位で粒子サイズを整えているというから驚きである。これが誇張ではないことが、食べてみてわかった。
・ハイブリッドハイクラウンである!
今回販売している商品は、クラシックミルクのほかに、キャラメリゼや薫る宇治抹茶、ピスタチオガナッシュなど全8種。これらのバリエーションのものも食べてみてもらいたい。ミクロン単位にまでこだわった口どけに、それぞれのフレーバーを楽しむことができる。私(佐藤)はピスタチオガナッシュの鼻から抜けていく芳しい香りに、自分でも不気味だと感じるくらいの笑みを浮かべてしまった。ナンだよ、このおいしさは。ただのハイクラウンじゃない。ハイブリッドなハイクラウンだ。
・せっかくなのでゴディバもチェック
会場入り口付近には、森永ハイクラウンだけでなく、ゴディバも出店している。せっかくなので、ここでショコリキサーストロベリーショコラも味わって帰ろう。この商品は、この会場でしか味わえない限定商品である。きっとイベントの熱気で汗だくになってしまうに違いない。そこでこの冷たいスイーツでその熱をさますと共に、ゴディバの実力を堪能すると良いだろう。
週末は本当に戦場になるだろう。入場規制がかかる可能性も否めないのだが、せめて森永ハイクラウンとゴディバにはたどり着いてくれ。スイーツ好きたちの健闘を祈る!
・イベント情報
イベント名:サロン・デュ・ショコラ
日時:2015年1月21~25日 10~20時
場所:東京都新宿区西新宿2丁目4−1 地下1階
参考リンク:サロン・デュ・ショコラ
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼会場入り口、エスカレーターを降りてすぐのところに、森永ハイクラウンとゴディバがある。混雑で中に入れなくても、ここだけは絶対チェック!
▼森永ハイクラウン、ハイクラウン 50周年アニバーサリー(8個入)1620円
▼クラシックミルク
▼薫る宇治抹茶
▼ピスタチオガナッシュ
▼私(佐藤)は個人的に、これが一番気に入った
▼会場の熱気で汗だくになったら、ゴディバのショコリキサーストロベリーショコラ(651円)で体を冷やすと良いだろう