山崎製パンは、2014年10月28日に関西で先行発売していた商品、「メロンパンの皮 ~焼いちゃいました~」を全国で販売開始した。この商品はその名前の通り、メロンパンの皮をイメージした菓子パンである。これが全国的に話題になりヒットした訳だが、実はコレと良く似た商品が、フジパンからも発売されていた。
その名も「メロンパンの皮」である。うん? そのまま過ぎないか? 山崎の商品はプレーンなメロンパン味であるのに対して、フジパンはメープルとチョコチップの2種の味を出している。実際に購入して、二社のメロンパンの皮を食べ比べてみたぞ!
・大阪まで行ったのに……
私(記者)は、山崎の商品をどうしても食べたくて、全国発売される直前に大阪に飛んだ。しかし私が大阪にたどり着いたその日に、全国発売することが発表されてしまい、完全に無駄足となったのである。山崎の商品を実際に食べたところ、これはメロンパンから完全に離れた、クッキーと言ったところだろうか。私のイメージでは、ふわふわサクサクだったのだが、これはどちらかと言えばザクザクで、食感は重たかった。とは言っても、マズイ訳ではなく、これはこれでおいしい。
・島根のイオンで発見!
一方のフジパンの商品は、2014年12月1日から全国で発売開始となっていたようである。だが、スーパーやコンビニを探してもどこにも見当たらない。これは都内ではあまり流通していないのではないだろうか? と思い半ば諦めていたのだが、最近島根県に赴いたところ、イオンで販売していた。しかも山崎の商品と並んでいたのである。
・こちらもザクザク食感
こちらも食べてみると、ふわふわサクサクではなくザクザクとした食感。はっきり言って、山崎の商品に限りなく食感が近かった。フジパンは後発なので、参考にした可能性も否めないだろう。
・メープル、チョコチップでおいしさアップ!
だが、私はフジパンの商品が気に入ってしまった。なぜなら、メープルとチョコチップのテイストが、このザクザク食感にピッタリだったからだ。どちらもほのかな甘さと風味が、生地の食べ応えを引き立てているようである。これは、山崎もバリエーション商品を製造しないと、本家なのに負けてしまうことになりかねない。
・2015年はメロンパンの皮戦争激化か!?
山崎製パンには、本家の意地を見せていただきたいところである。2014年はにわかに、メロンパンの皮戦争が勃発した年であったと言えよう。来年はさらにこの戦いが加熱するかもしれない。各社競って、おいしいメロンパンの皮の開発に尽力していただきたいと願うばかりだ。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼これが山崎製パンの「メロンパンの皮 ~焼いちゃいました~」
▼そしてこれがフジパンの「メロンパンの皮」のメープル。そっくりだ……
▼▼こちらは「メロンパンの皮」のチョコチップ