いきなりだが、この場を借りて宣言したい。この記事は、リンカーンよろしく「牡蠣好きの牡蠣好きによる牡蠣好きのための記事」である。そして結論から言おう。全ての牡蠣ラヴァーたちよ……今すぐ北海道へ飛べッ!! なぜなら かの地に牡蠣好きの楽園、牡蠣パラダイス、通称・牡蠣パラが存在するからだ!!
・すすきので発見した小さい店
普段から「牡蠣見てせざるは勇なきなり」をモットーにしている私(筆者)が、北海道はすすきのをフラフラと歩いているときのこと。『厚岸産 カキ 105円』との看板を発見した……。あるある、そういう看板見たことある。「でもどうせ小さいんでしょ?」「結局1人1個とかでしょ?」と思いつつスルーしようと思っていたのだが……。
どうしても、牡蠣ラヴァーの血が騒ぎ出す! 誘われるがままお店に吸い込まれてしまった。それが『五坪』である。店名の通り、店内には椅子が5つほどしかない。あとは軒先で立ち食いスタイルの狭いお店。カウンターの中では、ご主人が1人せっせと牡蠣の殻をむいていた。
・105円とは思えない大きさ!
店内は満席だったので、軒先でとりあえずの生ビールと、生ガキ2個・焼きガキ2個・ホタテ2個をオーダー。これまで何度「牡蠣100円!」の看板にだまされてきたことだろう? 全ては貧乏性の私が悪いのだが、「100円だからな」という残念なクオリティの牡蠣ばかりであった……。
ところがどっこい、目の前に出てきた生ガキの大きさはどうだろう! え、マジですか? 裏メニューとか頼んでないですよ!? 105円の牡蠣なんですかッ!? え、これが!? マジのマジでこれがッ!!?? 詳しくは画像を確認してほしいが、何とも見事な牡蠣っぷり! 牡蠣フルスロットル全開の牡蠣であるッ!!
・牡蠣の神様に違いない
しかも牡蠣の産地として全国的にも名高い、北海道は厚岸(あっけし)産の牡蠣……! 味は言うまでもない、ウマい。ウマいに決まっている……。それよりも何よりも、これが105円で食べられるという事実! 目からウロコが落ちるどころか、眼球まで持っていかれそうだぜ!!
半生気味の焼きガキもめちゃめちゃウマい。しかも「サービスね」と1個おまけしてくれた! マジで儲けとかあるんですか? わかった……さては神様ですか? 牡蠣の神様なんですか!? この際、真実などどうだっていい! この瞬間だけはご主人、俺にとってはあなたが神様でございます!!
・ホタテもめちゃめちゃウマい
しょう油バター味で焼いてくれるホタテもジャンボサイズ! しっかりとした歯ごたえと貝柱の甘さがパーフェクト!! こちらもとてもじゃないが105円だとは思えない……。冬場は気温・氷点下が当たり前の北海道だが、外で立ち食いでも5時間はいられるね!!
とはいえ、決して大きいお店ではないので、混んで来たらサッと食べて帰るのが大人のマナー。この日も30分足らずで店を後にした。少なくとも、人生最高コストパフォーマンスの牡蠣であったことは間違いない。いいか、北海道はすすきのの『五坪』だぞ! わ・す・れ・る・な・よ!!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 五坪
住所 北海道札幌市中央区南6条西4
時間 18:00~翌02:00
休日 日曜日
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼看板にまんまと誘われてしまった……
▼生ビールを頼みつつ、牡蠣を待つ。
▼生ガキキターーーーーーーーーーーー。見よ、これが1個105円ですぜ?
▼ズドーーーーーンッ!! この大きさウソでしょ!?
▼焼きガキとホタテもやってきた!
▼焼きガキは半生気味でプリプリ! ウマい!!
▼しつこいようだが、こ・れ・も! 105円だ!!
▼牡蠣だけじゃない、見事なホタテを見よ!
▼味はしょう油バター! めっちゃめちゃウマい!! もちろん105円ッ!!
▼すすきのの『五坪』だ! 牡蠣の神様がいた!!