以前の記事で衝撃的なスイーツ、どう見てもバナナにしか見えないパンナコッタについてお伝えした。そのスイーツを提供している東京・四谷の「Kitchen Doromamire」(キッチンどろまみれ)が、さらに奇抜な逸品を提供していることが判明した。
その名も「泥にまみれた黒ゴマプリン」である。実際にそのプリンをオーダーしてみたところ、これが本当の泥のように見えて仕方がないのである! マジかよ、これ食えるのか? と思い、恐るおそる食べてみると……。うまーーい! 見た目を裏切るふわとろプリンだったのである。それにしても、見事な演出だ!!
・バナナのパンナコッタ
バナナのパンナコッタは、バナナの果肉を加えたパンナコッタを一度バナナの皮に戻して冷やし固めていた。それによって、本物のバナナのような見た目を再現していたのである。そして新作は、泥をイメージした黒ゴマプリンだ。
・皿の上に畑を再現
このメニューを考案した中村祥啓さんによると、泥をイメージして作ったのには理由があるそうだ。実はこのお店、野菜を自家農園で育てている。お客さんから「畑に行ってみたい」という要望を多く受けるのだとか。しかし畑は遠方にあるために、なかなかお連れすることができない。そこで、皿の上で畑を再現してみようと思い、この泥をイメージしたプリンが誕生したそうである。
・お茶の葉とココアパウダー
スコップを器にしたこのプリン、表面を茶色の物体が覆っており、これだけでも十分なくらいに泥の感じが出ている。プリンの上にふりかけてあるのは、お茶の葉を炒ったものだ。そしてココアパウダーもあしらっており、この2つの粉末が泥土の雰囲気を強く演出している。
・乾燥させたミックスリーフ
そして枯れた雑草のように見えるものは、ミックスリーフを乾燥させたものである。たしかに畑には干からびた雑草が転がっている。このミックスリーフが泥の雰囲気によりリアリティを感じさせるのだ。ちなみに食べてもほとんど味がしなかった。
・話題性抜群
本体の黒ゴマプリンは甘さは控えめで、食後の口直しに最高の一品である。柔らかく繊細な食感は、食べているだけで心が癒されるようだ。とにかくこの意外な見た目に驚かされること間違いなしである。クリスマス前に恋人との距離を縮めたい男子は、このお店で黒ゴマプリンを注文すべきである。「何コレ? すごーい!」と盛り上がるはずである。
まさか泥をプリンで再現するとは、発想に恐れ入った!
・今回紹介した店舗の情報
店名:Kitchen Doromamire(キッチンどろまみれ )
住所:東京都新宿区荒木町20 ヤカタビル 1F
営業時間:平日17:00~翌1:00、土祝11:00~23:00
定休日:日曜日、月1回月曜日
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼これが「泥にまみれた黒ゴマプリン」。たしかにまみれているように見える。すごい
▼表面の茶色ものは、お茶の葉を炒ったものとココアパウダー
▼乾燥させたミックスリーフが雑草のように見える
▼スコップにたまったココアパウダーが土に見えてくる
▼本当に黒ゴマプリンなのでご安心あれ