建築土木関係の仕事に従事したことがある人なら、わかると思うのだが、たまに現場で神業としか言いようがない、重機の扱いをする職人に遭遇することがある。私(記者)も若かりし頃に、保線作業に就いていたのだが、その時にまるで手のように建設機器の「ユンボ」を扱うオジサンがいた。「人馬一体」という言葉があるが、彼の操作はまさしくそれであった。
最近YouTubeに投稿された動画に、人馬一体という言葉さえも超越した凄まじい重機さばきを行うものがあったのでご紹介したい。この映像で重機のオペレーターは、重量約22トンの油圧ショベルを使って、手のひらに乗るような小さなナットを積み上げているのである。ナットをつかむだけでも至難の業! それを積み上げるとは、スゴすぎるッ!
・家屋解体も可能な大型重機
この動画を公開したのは、フィンランドの小さな町ヴィラットの企業である。動画の説明によると、使用している重機は日立の「ZX210」というシリーズの大型油圧ショベルである。全長約10メートルのこの機器であれば、家屋の解体も可能なのではないだろうか。
・ナットをつかむだけでもスゴイ!
これで手のひらにすっぽりと収まるような、小さなサイズのナットをつかむのは本当に難しい。いや、もしかしたら、この10倍くらいの大きさのモノをつかむことさえも、熟練のテクニックを必要とするだろう。ナットをつかんだだけでも拍手を送りたいほどの技術である。
・テクニック十分
それなのに、オペレーターはこのナットを縦方向に積み上げて行くのである。信じられない! 絶妙の操作技術がなければバランス良く積み上げて行くことは不可能だ。オペレーターのテクニックの高さを物語るのに十分な映像と言えるだろう。
もしもフィンランドで建築土木関係者の協力が必要な事態となったら、彼に頼むことを強くおすすめする。腕はたしかだ、絶対にいい仕事をしてくれるぞッ!
▼映像冒頭左側に人の姿と、重機のサイズを比較して欲しい
http://youtu.be/SGxK-VH5kb0