【本人降臨】ディズニーワールドで働いていたプリンセスが「何でも質問してね!」とネットに登場!! 「仕事中ナンパされますか?」など質疑応答46連発(その2)
Q17:普通の服を着ているときに、キャラクターであることがバレた経験はある?
A17:一度シフトが終わった後に、「これあなたでしょ?」とポカホンタスの姿をした私の写真を見せられたことがあります。否定しましたけど。
Q18:対応したなかで、どんな子供が最悪でしたか?
A18:子供「ねえ、シルバーミストは妖精だから、飛べるんだよね?」私「もちろん!」子ども「じゃあ今すぐ飛んでよ! あ、できないんだ! 嘘つき! 嘘つきーーーー!!!」
Q19:子供をガッカリさせてしまったことがありますか?
A19:ぶっ通しで14時間働いた日のことです。グリーティングにやってきた最後の家族が興奮したまま帰らなかったから、カツラを脱いで「わー!」って叫んだの。そしたら女の子は「みんなバイバイ!」って言って走っていったわ。いい家族だったんだけどね。
Q20:お気に入りのアトラクションは何ですか?
A20: “ダイナソー” と “ミッキーのフィルハーマジック” です。
Q21:演じてみたいキャラクターは何ですか?
A21:シンデレラの意地悪な義理のお姉さんドリゼラ! あの3人ってスゴく面白いから。
Q22:メイクなど準備にはどれくらいかかるんですか?
A22:メイク、衣装を含めてだいたい1時間くらいですね。私が扮(ふん)するキャラクターはメイクが簡単なんですが、『スター・ウォーズ』のダース・モールとか、アソーカ・タノなんかはメイク係にやってもらう必要がありましたね。
Q23:同僚の人たちは、だいたいどれくらいで辞めていくんですか?
A23:普通の仕事と同じように、人それぞれの事情とタイミングで辞めていきますね。働く期間もバラバラで、30年間働いている人もいました。
Q24:この仕事をしていて、最も面白かった体験は?
A24:エミリーという女の子から、ポカホンタス、ムーラン、シルバーミスト宛てに、別々に手紙をもらったことですね! エミリーは、私がその3人全員を演じていることに気がついていなかったみたいだけど、1番最後に手紙をもらったとき、手紙を開ける前に「エミリーちゃんっていうのよね?」と声をかけてあげたら、とても喜んでくれたわ。
Q25:「本物じゃない!」と言われたことありますか?
A25:ムーランの格好をしていると、中国人から必ず「中国語を話せ!」と言われました。そういうときは、「ムーシューと今日1日中国語を話さないって、賭けをしているの。賭けに勝ったら、チキンをごちそうしてくれるのよ」と切り返していたわ。(注:ムーシューとは映画『ムーラン』のキャラクター)
Q26:ハロウィンパーティのために、衣装を持ち帰ったことはありますか?
A26:ありません。全ての衣装や小物には、バーコードがついていて、退社時には服や持ち物をスキャンされるんです。だから、持ち出すことは不可能です。紛失した場合は、弁償しなければなりませんし、ディズニーの物はどれも高価なんです。
Q27:機嫌の悪いときなど、笑顔を振りまくのは大変ではありませんでしたか?
A27:それは、全ての接客業に共通することではないでしょうか? お客さんに楽しんでもらうのが我々の仕事です。素敵なお客さんに会えれば、「この仕事をやっていてよかった!」と思えるものです。
Q28:間違ってサインしたことはありますか?
A28:1000回も “ムーラン” のサインした後、実生活でも間違って “ムーラン” とサインしてしまったことがありました。
Q29:確かにムーランとポカホンタスは、外見に共通点が見受けられるかもしれませんが、歴史的背景は全く違いますよね。どう思われますか?
A29:「日によって民族が変わる仕事」ですね。
Q30:シルバーミストになるとき、ちょっと嫌だなって思ったりしませんでしたか? ポカホンタスとムーランは映画の主人公なのに、シルバーミストはDVDにしか出ていないから……。
A30:演じていて最も楽しかったのは、天然な性格のシルバーミストですよ。ポカホンタスはいつも真剣な態度でいなければならなかったので1番大変でした。ムーランは、ただただカッコいい女性という感じですね。
Q31:どのキャラクターの衣装が最も着心地が悪かったですか? 毎日あんなに濃い化粧をして肌は大丈夫でしたか?
A31:ムーランは、たくさんのドレスを重ね着しているので、夏なんかは死ぬ思いでした。私は肌が弱いのですが、自前のファンデーションを使って、肌荒れを防止していました。
……残りの質問は次ページ(その3)で! 次が最後、がんばって!!