sukaira1

2時間ほどで終わってしまう映画とは違い、海外ドラマは数シーズン続くと、出演俳優が老けたり見た目が変わってしまうことがある。特に、全シーズンを一気見すると変化に気づきやすいが、最近では、大人気ドラマ『ブレイキング・バッド』のスカイラーの激太り&激ヤセぶりが、気になっていたという人は少なくないのではないだろうか!?

そんなスカイラー役を演じるアンナ・ガンが、処方された薬のせいで激太りしたことを明かしているのだ。

・体重増減は妊婦役を演じたから!?

『ブレイキング・バッド』は、余命わずかと宣告された化学教師ウォルターが、家族に財産を残すために、覚醒剤の精製に手に染め、麻薬の世界でのし上がっていく姿を衝撃的かつリアルに描いた作品だ。

秘かに教師と麻薬精製という二重生活を送る夫を、不審に思いながらイライラを募らせていくスカイラーは、第二子を妊娠中という設定だった。視聴者の中には、スカイラーの体重増減が、妊婦役を演じているからだと思っていた人もいるかもしれない。実は筆者もその一人である。

・ハリウッドでは、役柄に合わせて肉体改造は当たり前

というのもハリウッドでは、役柄に合わせて体重を増減させたり、筋肉をつけたりして肉体改造するのは当たり前。なかには20キロ近く体重を増やしたり、筋トレで10キロ近く筋肉をつけるツワモノ俳優もいる。なのでスカイラーを演じるアンナも、役作りのために体重を増量したのだと思っていたのだ。

・シーズン4で激太りした後に激ヤセ!

しかし妊娠中のスカイラーは、それほどふっくらしていたわけではない。むしろ出産直後のシーズン4で、いきなり激太りしていたのである。そして『ブレイキング・バッド』の演技で、2013年エミー賞のドラマ部門助演女優賞にノミネートされていたアンナは、見違えるほど細くなった姿で式典に登場。そのあまりの変貌ぶりに驚き、注意の目を向けたメディアは多かった。

・原因は全身性エリテマトーデスという疾患

そして、メディアから体重増減について質問された彼女は、「実は撮影中に、疾患のせいで体重に影響が出たの。処方されたコーチゾンのせいで、体がむくんで体重が増加したのよ」と答えている。

本人は疾患について詳しく述べていないが、情報筋によると、アンナは自己免疫疾患の一種、全身性エリテマトーデス(全身性紅斑性狼瘡)を患っていたのだという。彼女が処方されたコーチゾンはステロイド系抗炎症薬で、副作用として体のむくみや体重増加を起こすことがあるそうだ。

すでにアンナは疾患を克服したとのことで、現在もスリムな体型を維持している。ちなみに、2015年アメリカで放送開始する『ブレイキング・バッド』のスピンオフ版『Better Call Saul』に、アンナが出演するとの噂もあるので、ファンは楽しみにしておいてほしい。

参照元:International Business Times(英語)
執筆:Nekolas
イラスト: マミヤ狂四郎

▼写真で比べると、体型の変化がよく分かる

▼こちらが一番最近のアンナの写真。スリムな体型を維持している。

▼アンナがふっくらしていた頃

▼『ブレイキング・バッド』シーズン1の予告編はこちら

▼ぬりえもあるぞ!
sukaira2