夏になると、昆虫の活動が活発になり、毎年蚊やハエに悩まされることになる。それだけではない、北海道や岩手、長野、岐阜、滋賀、和歌山など各地で、数年に一度のペースで大発生する昆虫が存在する。それはマイマイガと呼ばれるドクガ科の一種である。
2014年はすでに、飛騨地方で大量発生していると報じられている。YouTubeやTwitterに投稿されている動画や画像を見ると、その数はハンパではない! 虫が苦手という方にとっては、恐怖の対象でしかないだろう。なんとか駆除する方法はないものなのだろうか?
・飛騨で幼虫大量発生
中日新聞が報じるところによると、飛騨地方でマイマイガの幼虫が大量発生し、ホオノキの葉が食い荒らされているという。郷土料理に使用する葉を確保できず、地元の生産者に影響が出ているようだ。
・7月中旬まで注意必要
上越タウンジャーナルは、上越地方の山間部に同じくマイマイガの幼虫が大量発生していることを伝えている。収穫の近づいているブルーベリーに影響が出ると見られており、7月中旬まで注意が必要としている。
・街灯に無数のマイマイガ
ちなみにYouTubeで「マイマイガ」と検索すると、大量発生している幼虫の様子を確認することができる。ある動画では足の踏み場もないほど、おびただしい数の幼虫が地を這っている。これらが成虫になると思うとゾッとしてしまう……。Twitterに投稿された画像を見ると、夜の街灯にまるで雨でも降っているかのような、無数のマイマイガが群がっているぞ! これは虫が苦手でなくても怖いッ!
マイマイガが大量に発生している地域の方は、運転中に視界が遮られるおそれがあるので十分に注意して頂きたい。
参照元:YouTube、中日新聞、上越タウンジャーナル
執筆:佐藤英典
▼虫、大量につき閲覧注意
▼2013年北海道でマイマイガが大量発生したときの様子
長野市民じゃない奴マイマイガごときでびびんなやみたいなこといってっけど今の長野マジでこれだからな pic.twitter.com/b0kH72UZ8M
— かる (@carue1a) July 17, 2014