「ヲタ芸」とはライブなどにおいて、独特な動きを伴う踊りや掛け声のことである。夜の上野公園を歩いていると、ヲタ芸を練習するサイリウムの光がキラキラと瞬いている。それはかなり激しかったり、息がピッタリだったりする……やだ、ちょっとかっこいい!
そこで今回は、上野公園で「ヲタ芸」を練習する若者に1時間みっちり教えてもらい、どれくらい踊れるようになるのか検証してみたぞ!
・アイドル好きじゃない若者もいる
今回教えてくれたのは、平均年齢20歳の若者たちだ。彼らはアイドル好きであるのだが、推しているアイドルはバラバラである。AKB48・アーマーガールズ・ベリーズ工房・スマイレージ・℃-ute(キュート)などと、1つのアイドルの下に集まったメンバーではないのだ。中には「好きなアイドルはいない」という若者もいた。
・ヲタ芸でつながっている
彼らは何でつながっているのか? ズバリ「ヲタ芸」である。しかも驚くべきことにそのヲタ芸をライブ会場で披露することはないのである! 「会場でやったら迷惑になるから」と聞いたときは心底びっくりした……じゃあ、なんのためにあんなに練習しているのか?
・ダンサーと同じ発想
彼らは、ヲタ芸を YouTube にアップしたり、スキルそのものを磨いたりすることに喜びを見出しているのだ。つまりダンサーと同じ発想である! アイドルを応援するために生まれたヲタ芸だが、ある意味でアイドルとは無関係に進化しているのだ!!
・一生懸命練習した
当然だが、私(筆者)はヲタ芸経験が全くない。そんな私に彼らは丁寧に、一生懸命教えてくれた。私も彼らの思いに応えるべく、1時間みっちりと真剣に取り組んだつもりだ。どの程度踊れるようになったのかは、今回撮影した映像を確認してほしい。
・彼らが単なるオタクとは思えなかった
世の中的にいえば彼らは「オタク」であろう。アイドル好きで、しかも「ヲタ芸」をしているからだ。しかし今回の経験を通じて、私は彼らが単なるオタクだとはとても思えなかった。
彼らはただ、何かに夢中になっているキラキラした若者なのだ。それがたまたまアイドル系であっただけで、スポーツ・勉強・芸術などに打ち込む若者と何も変わらない。彼らの輝かしい未来を願わずにはいられなかった。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼これが練習の成果だ!
▼とにかく練習あるのみ!
▼若者たちのキレはすごい!
▼暗くなっても練習!
▼練習あるのみ!
▼今回、ヲタ芸を教えてくれた彼らの動画だ! かっこいい!
▼卒業するアイドルに捧げるヲタ芸だ!
https://www.youtube.com/watch?v=kUQ86Q29QwE&feature=youtu.be
▼アイドルの誕生日を祝うヲタ芸だ! どれもキレがすごいぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=6HUiTt7B92A&feature=youtu.be
▼最後にもう一度……。教えてくれたみなさん、本当にありがとうございました!!