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2013年、一世を風靡したもののひとつにTBS系のドラマ『半沢直樹』がある。銀行員の奮闘を描いたこの作品は、池井戸潤氏の原作によるもので、主人公半沢直樹の決め台詞「やられたらやり返す。倍返しだ!」は新語・流行語大賞の年間大賞を獲得した。

現在同作が放映されていた番組枠では、同じく池井戸氏の原作『ルーズヴェルトゲーム』が放送されている。この作品は倒産の危機に立たされた青島製作所と、その会社野球部の奮闘を描いたものである。物語が佳境に突入するなかで、なんとこの作品をモチーフにした野球盤が登場したぞ! マウンドにはあの沖原和也のオリジナルフィギュアが!!

・野球盤の分野をけん引

野球版とは、野球を疑似的に体験できるボードゲームである。1958年にエポック社が販売を開始したことで、広く知れ渡るようになり、同社は野球盤のパイオニアとしてその分野をけん引してきた。

・外で野球、家で野球盤

今のように家庭用テレビゲーム機が普及する以前、その当時の子どもたちは野球盤に夢中だった。天気の良い日は外で野球をして、雨の日には屋内で野球盤をして遊んだものである。このゲームの優れた点は、野球のルールを遊びながら学べるところではないだろうか。このゲームを通して、野球の理屈を覚えたという人も少なくないだろう。

・まさかのドラマとコラボ

現在までに何度もモデルチェンジを経て、累計で1200万台販売しているというから、ヒット商品といって間違いはないだろう。その古典的なゲームが、まさかテレビドラマとコラボする日が来るとは、誰も想像しなかったのではないだろうか。

・沖原と如月の姿が!

ルーズヴェルトゲームバージョンの野球盤は、東京ビッグサイトで開催中の「東京おもちゃショー2014」に展示されている。筐体は普通の野球盤と変わりない。だが、装飾がドラマ仕様になっているのである。マウンドには青島製作所のエース沖原和也と、ライバルのイツワ電器エース如月一麿のオリジナルフィギュア。そして、バックスクリーンにはドラマの巨大看板が配置されている。

・現在は非売品

よく見ると、外野フェンスには2社の看板が掲げられている。なかなか細かく作り込まれており、見事のドラマの世界観を再現しているぞ。池井戸作品のファンなら、一度はプレイしてみたいと思うはずである。しかし現段階は、非売品。購入することはできないとのことだ。実物を見てみたいという方は、イベント会場に足をは運んでみてはいかがだろう。エポック社のブースで体験できるぞ。

Report: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24

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▼青島製作所のエース、沖原和也のフィギュア
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▼そして、ライバルのイツワ電器エース、如月一麿のフィギュア
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▼外野フェンスに2社の看板。なかなか細かい
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