つい先日、フィット感が最高な「まるで生きているかのようなパンツ」について記事を書いた。いまだ私のパンツ打順では不動の4番を守り続けている史上最強のパンツである。デザイン良し、履き心地良し、価格良しのパンツ三冠王といっても過言ではない。
だが、そろそろ新たな選手(パンツ)を入団させたいと思い、新宿2丁目のパンツ屋さんで未知なる大砲を物色していたところ……ナイスなパンツを発見! 期待に胸をふくらませ、さっそく登板させたところ、これが予想に反する地獄パンツだったので、注意喚起の意味を込めて報告したい。
・新人パンツ「ブラック赤」
カタチは「超ローライズ」のボクサーブリーフで、黒地に赤ラインがカッコイイ。オシリ部分にほどこされた赤のV字ラインも、「履いたらどうなるんだろう……」とゾクゾクするデザインになっていた。しかも生地は完全メッシュ! 通気性はバツグンと予想して即ゲットした。
帰宅後、ワクワクしながら鏡の前で履いてみた。メッシュすぎて肌がモロに透けているが、通気性は予想通り完璧である。しかもオシリの「赤Vライン」は想像以上。お見せできないのが残念だが、「ボクサーなのにビキニみたいに見える!」的な感じである。
……いい。とても、いい……。
この夏のクリーンナップは、迷彩柄の「ピョン吉」に加え、この「ブラック赤」も加えよう。なにせ通気性がハンパない。メッシュの穴から毛がコンニチハするくらいに、穴がデカくて空気スースーなのだ。いいぞ、いいぞ、いいゾ〜これ!
・いよいよ実戦投入
そして、ひそかに「ブラック赤」を履いて出社した。だが、どうも股間に違和感があった。落ち着かないのだ。ポジションが落ち着かないのではなく、感触的な違和感があり、心も股間も落ち着かないのだ。仕事にも集中できない。一体なんなんだ、この違和感は。
冷静に分析してみると、どういうわけだかヒリヒリヒリヒリヒリヒリと「陰嚢(いんのう)部分が痛い」ことに気付いた。おかしい。お風呂のとき、そこまでゴシゴシタオルで陰嚢部分を洗ったっけなぁ……と、自分で自分を疑った。でも、帰宅してからヒリヒリの原因が判明した。
・グロテスクな「こんぺいとう」が見えた
パンツ一丁になり、ガバッと前屈の姿勢で陰嚢部分を裏から見上げた。すると……なんと! まるで「こんぺいとう」のごとく、元寇(げんこう)で使われた武器「てつはう」のごとく、1つ1つのメッシュ部分から、私の陰嚢の「皮」が、まるで小さな東京ドームのごとく、プツプツと半球状的にハミ出ているでないか!
そう! 1つ1つのメッシュからハミ出た皮(直径約2ミリ)が、体を動かすたびにズボンにコスれ、ヒリヒリと地獄の痛みを与えていたのである! どうりで歩くたびに痛かったわけだ。「アイタ、アイタ、アイタタタ」と言いながら歩くワケだ。ブラック赤は2軍落ちだ。喝だ。
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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▼これがバックの赤V字だ
▼総合格闘技系のパンツみたいで、純粋にカッコイイと思って買った
▼イイ感じのヘアバンがあったので、どれだけのメッシュなのかお見せしたい
▼こんだけハミデル! これが陰嚢の皮だと思って欲しい。危険すぎる!