先日、都内某所のカフェにて珈琲をすすっていたところ、筆者の隣席に座っていた40代と思われる男性が、携帯電話で通話し始めました。どうやら女性をデートに誘おうとしているようなのですが、その会話があまりにもツッコミどころ満載だったので、ここにご紹介したいと思います。ひと言でいうと、「そんな誘い方じゃ、どんなオンナも応じねえよ!」ってカンジです。
・「仕事の合間2~3時間」のデートってアリ?
「もしもし」から始まったその通話は、二言三言の雑談を交わしたのち、「会おうよ!」という本題に入りました。ここまでは何の問題もございません。むしろ草食男子が増殖する昨今、積極的に女性を誘うのは良いことと、筆者は心の中で四十路男性を讃えておりました。筆者が「ファッ?」と思ったのは、この直後です。
「俺は、営業の合間2~3時間だったら何曜日でも空けられるぜ」、ありえません! ありえません! ありえません! 大事なことなので2回どころか3回言っちゃいましたが、何度でも連呼したいくらいです。電話の向こうの女性も、筆者と同じ心境だったのでしょう。アポは成立せず、その四十路男性は電話を切ることとなりました。
・自分が誘う立場なら、相手を自分の都合に合わさせちゃダメ!
自分が誘う立場でありながら、相手を自分の都合に合わさせるだなんて、失礼にもほどがあります。もちろん、ある程度のスケジュール調整はあって然るべきです。「平日は急な残業が入りそうだから、金土日のどこか夜でどう?」なら、女性も誠意を感じることができたはず。それに対して、仕事の合間の2~3時間は、あまりにも敬意に欠ける態度! 女性は、「私と過ごす時間は、片手間程度にしか考えていないのね」と判断し、仮にスケジュールが空いていたとしても断るでしょう。相手のために時間を設ける余裕ができた状態で誘うべきなのです。
・キュンキュンしちゃう女性もいるらしい
この話を女友達にしたところ、「私は忙しい合間を縫って会おうとしてくれることにキュンキュンしちゃうなぁ」と返ってきて、さらにビックリ。オイオイ、そういうスタンスを「都合のイイ女」っていうんだぜ……とツッコミたくなりました。
・まとめ
就職活動に置き換えて考えてみましょう。「御社に入社したい」という就活生が、「僕が面接に伺えるのは○日と○日です」と指定するのは、やっぱりちょっとおかしいですよね。企業側が提示した面接日に合わせるのが一般的なはず。男女の恋愛シーンにおいても誘う立場の側が、仕事の合間2~3時間を提示して、ドヤ顔でふんぞり返るのはいかがなものでしょうか。男女問わず、自分から誘う際には気を付けましょう。また、非礼な誘われ方をした際には、ブッた斬る強い心も大切です。