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2014年5月3日に、Zepp Tokyo(東京・江東区)でワンマンライブを行うアイドルユニット「仮面女子」。実はそのチケットの売れ行きが思わしくなく、5月1日に急遽「仮面女子がZepp ワンマンのチケットを生放送で買ってくださいとお願いする番組」といニコニコ生放送を実施した。

チケット買ってくださいとお願いするだけという、シンプルかつ身勝手な番組だったのだが、これが深夜0時からの放送だったにも関わらず、約4500人が来場し、生放送広告が約8万ポイントにもなったのである。番組はハッキリ言ってカオス! 何が何だかよくわからない状況だったのだが、どうやらそれが良かったのかもしれない!?

・中身のない生放送

番組は、Zepp のチケットが視聴者によって購入(メールで予約)されると、「ゼップーッ! トーキョーッ!!」というコールが流れ、約10秒間彼女たちが踊りまくるという、たったそれだけの内容だ。それを深夜0時から3時間も続けたのである。チケットが売れない間は、ただボードゲームで遊んでいるだけ。正直中身のない番組だ。

・ステージ上はカオス!

しかし最強を謳う地下アイドルだけあって、ただ踊るだけではない。ステージに上がる度に小道具を持ち出して、次第にステージ上は混沌の色合いを深め、最後はめちゃくちゃとっ散らかった状態に発展。これがアイドルか? と思わざるを得ないようなどんちゃん騒ぎとなった。

しかも、時間が経過するにつれ、睡眠不足のメンバーの発言がおかしなことになり、何を言ってるかさえもわからない状態になってしまった。チケット売るための放送だったはずだが、誰もそのことを言わなくなる始末……。

・4000人がチケットを購入すれば……

めちゃくちゃな放送であったにも関わらず、最終的にリアルタイムの視聴者数は4397人で幕を閉じた。まさか4000を超える人見ていたとは。みんなが1枚ずつチケットを購入したら、Zepp は即ソールドアウトだったのだが、世の中そうはうまくいかないものだ。

・公演にかける意気込みは熱い

ちなみに番組では騒ぎまくっていた彼女たちなのだが、今回の公演にかける意気込みは熱い。いくらも日がないなかで、リハーサルが思うように行かず、必死さの足りないメンバーに対してリーダーの 桜のどか さんが、涙ながらに努力することを訴えている。その様子を彼女たちのドキュメント「純血」で公開している。

・意識の違いにリーダーが悔し涙

今ほど支持してくれるファンもいなく、劇場もなく、まして収入さえも危うかった3年前を思うと、ZeppTokyo に立つ日が来るなんてメンバーは想像もしていなかったはず。この日を迎えるまでの道のりはあまりにも遠く、あまりにも過酷なものがあった。

まさに夢のステージに向かおうとしている最中に、意識を高く持てないメンバーに対していら立つのも無理はないだろう。「ひとりでも多くの人に見てもらいたいから……」、思いを伝えきれない悔しさから桜さんは涙ぐむ。

まあとにかく、笑いあり涙ありで日々忙しい仮面女子。彼女たちの集大成、ZeppTokyo 公演が明日行われる。一体どんなステージになるのだろうか……。

参照元: 仮面女子がZeppワンマンのチケットを生放送で買ってくださいとお願いする番組
執筆: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24

▼劇場の立派なカメラを使って、中身のないニコ生配信
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▼チケットが購入されると、「ゼップーッ! トーキョーッ!!」のコールが流れ、メンバーが踊る。これを「喜びの舞」という

▼放送中もメンバーで乱舞!
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▼時間が経過すると共に、踊りはカオス状態に発展!
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▼一体何が行われているのか、すでに説明できない状況に……。何だよコレ!?
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▼寝るメンバーまであらわれる始末
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▼最後にメンバーそれぞれがZeppTokyoへの思いを語り……
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▼シメの「喜びの舞」を踊って終了
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▼だが、公演に不安もある。意識の違いからリーダー桜のどかさんは涙の訴え。ぜひ、この動画をご覧頂きたい