札幌が発祥と言われているスープカレーだが、その火付け役になったと言われている店がある。それが、マジックスパイス札幌店。いわばスープカレーの元祖的存在の店である。今回はその系列であるマジックスパイス東京下北沢店に行ってきたので、写真とともに紹介したい。
なお、私はマジックスパイス札幌店に行ったところ、そのウマさにハマってしまい、何度も足を運んだことがある。「東京下北沢店では札幌店と同じ味を楽しめるのか?」というのも確認してきたぞ。
・赤い建物が目印
マジックスパイス東京下北沢店は、まずその建物からして特徴的。赤を基調とした外観は、非常に目立つ。店の近くにはスパイスのいい匂いが漂っており、この時点でウマそうな雰囲気が出まくっている。店の中に入ると、ガネーシャ像などが置かれていて、なんともオリエンタルな雰囲気だ。
どうやら人気があるらしく、私が訪れた時は多くの人で賑わっていた。
・基本はチキン
マジックスパイスのカレーの中で最もポピュラーなのは「チキン」。それ以外にも、「ポーク角煮」、「ビーフ」、「ハンバーグ」、「シーフード」、豆と野菜の「ベジビーン」、きのこと野菜の「ベジマッシュ」、ネパールギョウザの「モモ」に加えて、「気まぐれカレー」が用意されている。
今回はベーシックな「チキン」を選んだが、気まぐれカレーなども面白そうだ。
・辛さの設定も独特
また、マジック・スパイスではスープの辛さを指定できる。そのネーミングは独特で、覚醒 → 瞑想 → 悶絶 →涅槃 → 極楽 → 天空 → 虚空の順に辛さがアップしていく。激辛の天空と虚空には、「目くるめく『辛世界』へナチュラルな虹旅行。望む望まざるに関わらずどなた様も虚空宇宙へ飛んでいきます」の解説が!
虚空世界へ飛んでいくのもいいが、私は以前一番よく食べていた「涅槃」をチョイス。マジックスパイスの辛さ設定では、ちょうど中間である。
・別途料金のトッピングはバリエーション豊富
また、トッピングのバリエーションも幅広く、これらのネーミングもユニーク。味付け卵は「味ごっち」、お好み焼き&たこ焼きは「稲荷一丁目」、そして北海道産のタモギタケというキノコは「マジックのマッシュ」である。
そんな数あるトッピングの中で、私が選んだのは、「マジックのマッシュ」。理由は、「免疫力を高めようと思って」というのはウソで、ただネーミングに強烈に惹きつけられたからである。
・豊富な野菜
つまり私が頼んだのは、チキン、辛さは「涅槃」、マジックのマッシュトッピングだ。運ばれてきたスープカレーを食べると、まず目に付くのが具材の多さ。チキン以外にも、ニンジン、カボチャ、キャベツ、インゲン、ピーマン、ヤングコーン、サヤエンドウ、コンニャク、タマゴなど。
特に野菜が豊富で、一皿に10種類以上の具材が使われている。トッピングに選んだ「マジックのマッシュ」はその中でも特に存在感を放っているぞ。チキンは大きなレッグチキンで、見るからに柔らかそう。
・あっさり系のスープカレー
食べてみるとスープはあっさり系。だが、辛さはバッチリ効いている。辛さの設定にもよるだろうが、口から火を噴く強烈な辛さではない。むしろ非常に繊細な味。野菜の旨味が出ていているからだろうか、味がしっかりしている印象だ。ちなみに辛さは、卓上のスパイスとマジック酢でも調整できる。
札幌店と比べると、細かい部分で違いはあるのかもしれないが、個人的には、札幌店と同じ味を見事に再現していると思った。本当に美味しい!!
多くの人で賑わっているのも納得である。ただこれだけウマいと、「次は虚空食べたい!」という気持ちが抑えられなくなるから困るのだ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 マジックスパイス 東京下北沢店 (Magic Spice)
住所 東京都世田谷区北沢1-40-15
時間 平日11:30~15:00、1730〜23:00 / 土・日・祝日11:30~23:00
休日 火・水曜日
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼こちらが「チキン」の涅槃
▼野菜たっぷり
▼存在感のあるマジックのマッシュ
▼おすすめのトッピングの一番上に記載されていたのが「マジックのマッシュ」