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聴覚障がいを持つ作曲家としられ、18年間にわたってゴーストライターに作品の制作を依頼していた佐村河内守氏が、2014年3月7日都内で会見を行った。その様子はニコニコ生放送でも放送されたのである。

佐村河内氏は長髪をバッサリと切り、トレードマークのサングラスを着用せずに会見に臨んだ。彼は自らの口で謝罪の言葉を述べ、そのうえで一部報道について否定。新垣隆氏が公表した内容について反論したのである。

・耳の状況

会見では、聴力検査の結果が配布されたそうである。そこには「感音性難聴」であることが記されており、鼓膜は正常で「聴力障害に該当しない」とのことだった。記者が「私の声は聞こえますか?」と尋ねると、「音は聞こえます」と佐村河内氏は話した。「耳に栓をしたような状態で聞こえづらいです」と説明している。そのうえで、新垣氏は「(佐村河内氏は)ずっと聞こえていた」と報じられているのだが、すべてウソだと反論している。

・「もう止めにしましょう」は一度だけ

また新垣氏が「もうこんなことは止めにしましょう」と、18年間言い続けていたとの報道内容については、「そんなことは言われたことがない」と否定。雑誌報道があった最近になって、一度だけ言われたと説明している。

・新垣氏のギャラ

この18年間、佐村河内氏が描いた曲の設計図を、新垣氏が楽譜に起こすという作業を繰り返していたそうだ。その間、2人は都内の喫茶店で打ち合わせしていたという。佐村河内氏がギャラを提示すると、新垣氏は提示された額にすぐに納得はせず、ギャラの価格をつり上げるとそれに応じたとのことだ。

・「天地神明に誓って」

なお、佐村河内氏はこの会見を最後に、テレビ出演は一切しないとしている。会見中に、「天地神明に誓って」と何度も発言していた。2人が話している内容には、食い違う点がいくつもある。どちらが話していることが本当なのだろうか。これから2人は、もしかしたら法廷で争うことになるかもしれない。ようやく佐村河内氏自らが口を開いたのだが、問題は収束するどころか、ますます混迷を深めて行きそうである。

参照元: ニコニコ生放送

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