近年、人気ランキング上位に入ることも珍しくないアニメソング。作曲作詞のプロフェッショナルが手がけることもしばしばで、出来上がってくる曲のレベルが高ければ、名曲も数多い。

そのため「アニメは見たことないけど、アニソンは好き!」という人もいるだろう。2017年4月から開始された春アニメも4話から5話まで放送され、そろそろオープニング(OP)やエンディング(ED)に耳が慣れてきた頃合い。そこで、独断と偏見で2017春アニメの名曲を5選厳選してみたぞ!

・2017春のアニソン名曲その1『桜色ダイアリー』妄想キャリブレーション / 冴えない彼女の育て方♭ ED

ポップな曲調が切ない妄想キャリブレーションの『桜色ダイアリー』。ゲーム作りをテーマにしながらも、恋愛の切なさを描いた『冴えない彼女の育て方♭』の最後にこの曲が流れると、歌詞とキャラ達の心情がリンクして泣ける。アニメの名曲とはこうあるべきだと思う。

・2017春のアニソン名曲その2『フローリア』佐香 智久 / 夏目友人帳 陸 OP

人と人、人と妖怪、妖怪と妖怪……そんな絆を描いた『夏目友人帳』のOPである『フローリア』は、大きなテーマを感じさせる曲。甘い声で歌われる美メロは、人生を祝福するようなカラフルさに満ちている。まさに春を告げるような曲

・2017春のアニソン名曲その3『Tiny Tiny』村川梨衣 / フレームアームズ・ガール OP

爽やかに疾走するフレームアームズ・ガールOP『Tiny Tiny』。ど頭のギターリフからサビまで徹頭徹尾、王道を行く構成が実に気持ちいい。ガールズポップ

・2017春のアニソン名曲その4『METAMORISER』バンドじゃないもん! / つぐもも OP

静かな歌の導入から一気にビートが爆裂する『METAMORISER』は、最近の地下アイドルやバンド界隈に見られる「ごった煮感」が素敵。何もかも飲み込んでしまう濁流のような音楽は、インパクトNo.1だ。思わず、楽器でコピーしてみたくなっちゃう曲

・2017春のアニソン名曲その5『成るがまま騒ぐまま』milktub / 有頂天家族2 OP

今期のアニソンの中でも、異彩を放っている『成るがまま騒ぐまま』。このご時世に青春パンクサウンドというのも特徴的だが、特に私が惹かれたのはその声。かすれ気味にしゃがれている野太い声は極めて男くさく、前向きで飾らない歌詞と合わせて『有頂天家族』の雰囲気そのものだ。聴いていると嬉しくなる曲

──以上5曲。いかがだろうか。もし、チェックしていない曲がある場合は、一度聞いてみることをオススメしたい。なお、次点でつぐもものED『I4U』も入れるかどうか悩んだことを追記しておこう。アニメの世界をさらに深めてくれるアニソン。音楽って本当に良いものですね。

参照元:YouTube[1]、YouTube[2]、YouTube[3]
イラスト・執筆:中澤星児

▼『フローリア』佐香 智久 / 夏目友人帳 陸OP

▼『Tiny Tiny』村川梨衣 / フレームアームズ・ガールOP

▼『成るがまま騒ぐまま』milktub / 有頂天家族2OP