ひとくちにオナラといっても、その音、ニオイ、そして威力は様々である。細かく分類すれば、太陽系に浮かぶ星の数ほどの種類に及ぶことだろう。人間の屁の種類ですら太陽系。それが動物の屁も合わさったら、銀河系のレベルであろう。

ということで今回ご紹介したいのが、大変珍しい屁の記録。動物園のサイが放った「すかしっ屁」の映像である。YouTubeにアップされている動画のタイトルは、その名もズバリ「Rhino farts」(サイのオナラ)だ!

場所はどこかの動物園。撮影者が映しているのはサイである。ノッシノッシと、けだるい表情でカメラに近づく屈強なサイ。そしてカメラの前にケツを向けたと思いきや……

「サスーーーーーー……」

と、おもむろに “すかしっ屁” をカマしたのだ。これには思わず撮影者も「……オォゥ……」と反応。しかしサイの意思は揺るぎない。間髪入れずに2発目の「サスーーーーーー……」を放ち、撮影者は「……ァハッ……」と苦笑気味の反応。

その後も恐ろしいことに、3発目、4発目、5発目……と連発で「サスーーーーーー……」といった “すかしっ屁” を無慈悲に放ちまくるのだ。おそらく相当にクサかったに違いない。笑い声も聞こえてくるが、かなりドン引き気味な笑い声である。

もしもサイがケツを向け、「ブー!」と音ありの屁をしたら大爆笑に終わっただろう。だが、極めて冷静に、おそらく無表情で、冷徹なまでに “すかしっ屁” を続けるところに、サイの本当の恐ろしさが垣間見える。静かなる実力者、それがサイだ。

参照元:YouTube
執筆:GO羽鳥

▼0:26〜が、怒りを込めた “すかしっ屁” だ