レトルトカレーは神。レストランの高級カレーや変り種の具材カレーなどが、リーズナブルな価格で手軽に食べられる。まさに、庶民にとってマジ天使な存在である。
先日、とある催事場で全国のご当地レトルトカレーが販売されていたので、のぞいてみたところ『長崎市役所食堂ポークカレー』を発見! これは日本の「西洋料理の父」と呼ばれる草野丈吉氏のレシピを研究し作られたという伝説のレトルトカレーなのだ。さっそく食べてみた!
・長崎市役所食堂ポークカレー
オレンジ色のパッケージが目をひく『長崎市役所食堂ポークカレー(525円)』。これは、前述の通り日本初の本格的西洋料理人である草野丈吉氏によって伝えられたレシピを研究し作られたものだ。
では、なぜ商品名に「長崎市役所」とついているのかというと、レシピを研究したのが長崎市役所の食堂『ル・シェフ』のシェフ坂本洋司氏だからである。坂本氏は2003年に国から「現代の名工」として表彰された料理人。西洋料理の父のレシピを現代の名シェフが仕上げた幻のカレーなのである。
・大きなお肉が1、2、3、4個!
カレーを皿にあけてみてビックリ! 大きなお肉が1、2、3、4個!! 一口では食べきれないような大きな豚肉がゴロゴロっと入っているのである。
肉がすごい勢いで主役を張っている。まるで肉料理にカレーソースがかかっているかのよう。ビジュアル的には「カレー」というより、一呼吸おいて「洋食」と呼びたくなるような肉の存在感だ。
・フルーティーでまろかやなカレー
しかし、決してカレーが脇役というわけではない! スーパーなどで目にするレトルトカレーより幾分か明るい色。そしてその味はめちゃめちゃフルーティだ!! だが薄味というわけではなく、味わい深い。にカレー粉の香りのなかにある果物の爽やかな風味。まるですりおろした果物のようなフレッシュさがある。レトルトなのに……!
記者(私)は、ガツンとパンチが効いた激辛カレーが好きで、辛くないカレーには物足りなさを感じるタイプなのだが、『長崎市役所食堂ポークカレー』のコクはハンパない。辛くないカレーでこんなに食べごたえがあるのは初めてだ。
・公式サイト「完売しました」
これはすばらしいと、公式サイトを確認してみたところ「長崎市役所食堂ポークカレーは完売致しました。ご愛顧ありがとうございました。」と、書かれていた。
完……売……だと!? なんやってー!? もっと買っておけばよかった……。どうやら、『長崎市役所食堂ポークカレー』は、本当に幻のカレーとなってしまったようだ。しかし、まだ一部店頭やネットショップではまだ取り扱いがあるよう。食べてみたい人は見つけたら迷わず購入することをオススメする!
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼こちらが『長崎市役所食堂ポークカレー』だ
▼色は一般的なカレーより少し薄めか(トマトは記者が勝手に載せてしまいました……)
▼肉の存在感!
▼メーカーでは完売しているので、残るは店頭のみ! 見つけたら購入した方がいいかも!!