2014-02-19_185610
インターネット上ではさまざまな「演奏してみた動画」が存在するが、いま、日本の雅楽でも見られる伝統楽器でファミコン版『スーパーマリオブラザーズ』のBGMを演奏した動画が話題となっている。

ただの演奏動画ではない。その音色が、あのピコピコ電子音と完全に一致! マジかよ!? 驚きの伝統とゲームのコラボレーションは、動画「超級瑪莉」で確認できるぞ。

この動画は、台湾で行われた中国伝統楽器「笙(しょう)」の講座で撮影されたものだという。講師の説明の後に登場するのは、李俐錦(り・りじん)さん。彼女は伝統楽器「笙(しょう)」の演奏家だ。「笙」とは、アジア発祥の竹でできた管楽器。日本でも雅楽で使われているパイプオルガンのような音色の楽器である。

そんな「笙」の演奏家が吹き始めたのは……「テレッテテテテッテン♪」。あのスーパーマリオのBGMではないか!! しかも何このピコピコ感!! 目を閉じると「ファミコン版」と言われてもわからないくらいである。

さらに、コインをとったときの「チャリ~ン」や、キノコをとったときの「モリモリっ」という効果音も見事に再現。1つの楽器でこれだけの音を奏でられるなんて「笙」とはなんて奥深い楽器なんだ!

この動画にネットユーザーは

「アメイジング!!」
「すっごーい!」
「超超超スゴイよ」
「カッコイイ~!」
「うわっ、効果音まで!?」
「コインをとる音がソックリすぎ!!」
「キノコで大きくなった音もあったよ」
「神業だ」
「笙でマリオが演奏できるなんて思わなかったwww」

などと絶賛の声が上がっている。

「笙」の歴史は、紀元前17世紀頃~紀元前1046年の中国・殷の時代にさかのぼると言われている。その伝統ある楽器でファミコンのピコピコ電子音を奏でてしまうとは、ちょっとした革命かもしれない!

参照元:YouTubeET Today(中国語)
執筆:沢井メグ
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▼こちらが中国伝統楽器による『スーパーマリオブラザーズ』である!

▼李さんの演奏動画

▼オーケストラとも共演!

▼こちらは日本で使われている「笙」だ

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