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自然に生息する動物は、時折思わぬ行動に出ることがある。最近茨城県・大洗町で奇妙な光景が目撃され、話題になっているそうだ。

同町の船だまりにボラの大群が遡上しているという。公開されている映像を見ると、一瞬何のか見当もつかない。海面が模様のようになっているのだが、よくよく見てみると、身動きが取れないほどボラが密集しているのである。一体何が起きているというのか……。

・船だまりに数万匹

茨城新聞によると、同町磯浜町の旧磯浜漁港の船だまりに、2014年の年明け頃からボラが集まり始めたそうだ。船だまりは幅約50メートル・奥行約150メートルで、そう大きい場所ではない。そこに推定数万匹いると見られている。

・水鳥たちの餌食

しかも見えている範囲だけで、密集しているのではなく、水深1メートルの深さまで何層にもボラが重なり合っているのだ。まるで身を寄せ合うようにしているため、1匹1匹はほとんど身動きのできる状態にない。逃げ場をなくして、エサを求める水鳥たちの餌食になっている。

近所に50年住む男性は、初めてのことと話しているそうだ。それにしても、一体どこからこれだけのボラが集まってきたのだろう。そしてなぜ、身を寄せ合うようにしているのだろうか? 謎は深まるばかりである。

参照元 YouTube茨城新聞