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ハンバーガーショップに行ったら、ハンバーガーを食べる。それは至極当然のことである。記者(私)はテリヤキバーガーが大好きであり、だいたい食べますね、テリヤキバーガー。

そういえばここ最近、様々なハンバーガーチェーンが期間限定で発売するハンバーガーと言えば奇をてらったものが多い。やれ高級路線だの、やれ風変りなものをサンドしただの……ただ注目を集めたいだけなんじゃあないのかとついついうがった見方をしてしまう。

ところが、現在モスバーガーから期間限定で販売されているモスライスバーガーは、思いっきり『和風』である。国産米を使ったライスバーガーに、さば味噌や野菜のきんぴらをサンドしているのだ。ちょっ……ちょっと地味じゃないっすか!?

なんでハンバーガーショップなのにわざわざ『和食』をフィーチャーしたのか、はっきり言ってめちゃめちゃ気になる。気になりすぎて夜も眠れなくなったので、モスバーガーに乗り込んでみたぞっ!

・家族三世代で楽しめる日本流バーガー
今回、記者は、モスフードサービス商品開発部の太田恒有さんに話を聞いた。太田さんいわく、モスバーガーは「家族の絆が深まる場所」を目指しているそうだ。

「若い世代のお父さん、お母さんにとってファストフードは慣れ親しんだものだと思う。だけど、おじいちゃん、おばあちゃんにとってはあまり馴染みのない場所。そういったシニア世代の方にも楽しんでもらえるように、『和』にも力を入れています。家族みんなで食を囲める日本流のハンバーガー、それがモスバーガーです」(太田さん談)

・「日本人の味覚」にこだわった商品開発
10月29日から、新・おばんざい風バーガーと銘打って、モスライスバーガー「さば味噌 骨までやわらか仕込み」と「彩り野菜のきんぴら」が期間限定で販売されている。

太田さんは「奇抜なものではなく、見た目で味を想像できるシンプルなもの、そして食べたらおいしいねと笑顔になれる商品を目指した。特に、『さば味噌』は失敗に失敗を重ねて誕生した自慢の一品です」と語る。

そのこだわりはかなりのもので、「さば味噌」の具材であるサバは鮮度が高いうちに加工。
漬け込んだり、圧力をかけたりと全工程に4日間もかけているという。

骨までホロリとやわらかなさば味噌の上に長ネギをトッピングすることで、食感にもひと工夫。徹底的に「日本人の味覚」に照準を合わせた、まさに日本人による日本人のためのバーガーである。

・今後の展開をこっそり教えてもらった
こうなってくると、モスバーガーの今後の展開が知りたくなるのが人情。誰にも言わないから、こっそり教えておくれよ、太田さん!

「『日本の心を届けたい』という思いがあって、モスライスバーガーは今後も新商品を予定しています。もっと違う魚にもチャレンジしてみたいし、納豆は今も研究中です。明太子やししゃもを試してみたのですが、いまいちでしたね。ししゃもはね、食べようとすると目が合うんですよ……なんだか、ね」(太田さん談)

・和の朝ごはんなら「朝モス」だろ!
モスバーガーでは一部の店舗を除き、「朝モス」(オープン~10時30分)を提供している。モスライスバーガーと豚汁、つぼ漬が付くモスの朝ライスバーガー「朝御膳」が用意されており、『和食』が食べたい朝にぴったりなのだ。「朝御膳」のライスバーガーは、期間限定の「さば味噌」、「彩り野菜のきんぴら」、さらには定番の「たまご 黄身醤油ソース」の3種類から選べるぞ! もちろんモスライスバーガー以外のラインナップも充実しているぞ!

・無形文化遺産に登録された『和食』
ユネスコは12月4日、『和食』を無形文化遺産に登録したと発表した。「朝ごはんはパン派」という人が多いかもしれないが、『和食』の魅力を見直すときが来ているのではないだろうか。

太田さんに聞いてびっくりしたのだが、記者が大好きなテリヤキバーガーはモスバーガーが元祖なのだそうだ。いやぁ~、モスバーガーさんのブレない感じ、パネェっす!

参照元:モスバーガー
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▼モスの朝ライスバーガー「朝御膳」
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▼モスフードサービス商品開発部の太田さん(右)とマーケティング室の江幡さん(左)
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▼「和食」についての熱い思いを語ってもらったぞ!
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▼モスライスバーガー「さば味噌 骨までやわらか仕込み」360円
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▼モスライスバーガー「彩り野菜のきんぴら」310円
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