ピアノを演奏する。と言えば「鍵盤をたたいて演奏する」、これが基本だ。1人で弾くことが多いが、複数で連弾することもある。これが一般的なピアノの演奏だ。
だが、動画「Angels We Have Heard on High (Christmas w/ 32 fingers and 8 thumbs) – ThePianoGuys」を見れば、そんな概念は消えてしまうだろう! なんと男性4人が1台のピアノを演奏。鍵盤だけでなく、かなり斬新な方法で楽曲を演奏するのである。豊かな音色はまるでオーケストラのよう。とても1台のピアノから奏でられたとは思えないほどなのだ。
驚きの演奏で世界を騒然とさせているのは、音楽ユニット「The Piano Guys」の4人だ。その名の通り動画には1台のピアノと4人の男性が映し出されている。
そして、おもむろにクリスマス・ソングの定番『GLORIA / 荒野の果てに』を奏ではじめるのだが、彼らの鍵盤を弾くだけではない! 中の弦をバイオリンのように弾いたり、ギターのように爪弾き、本体を太鼓のように叩いたり……1台で、鍵盤楽器、弦楽器、打楽器とさまざまなバリエーションを見せるのである。
さらに彼らの歌声が加わって、もう最高!! まるでオーケストラコンサートを聞いているかのようだ。この動画には次から次へと賞賛の声が寄せられているぞ!
「アメイジング!」
「好き、好き、大好き!!」
「クーーーーール!!!」
「本当に美しい。これを気に入らない人なんている?」
「もう14回も見ちゃったよ! なんて素晴らしい作品。想像もできないほどの努力があってこその作品だと思います」
「なんてクリエイティブな作品なんだろう」
「クリスマスが待ちきれなくなったよ」
なお、彼らはそれぞれが固定のパートを持っているのではない。ある瞬間は、あるメンバーが鍵盤を叩いているかと思えば、次の瞬間、彼はパーカッションに変わり、鍵盤を弾く係は交代、また弦を爪弾いていたメンバーが鍵盤に合流して連弾をしたりと、素晴らしいチームワークで演奏しているのだ!
彼らの演奏は、耳で聞くだけでなく、目で見ていても楽しい。人々を釘付けにるす音楽パフォーマンスなのである。