ブラジャーとは主に思春期以降の女子が着用するお胸用の下着である。お胸の形状を整えるという機能を持っている。そこに、さらにハイテクな機能をプラスしたブラがギリシャで誕生したと話題になっている。
その名は「Tweeting Bra」。ブラを外すと自動的にTwitterでツイートしてくれるというのだ。えええっ!? ブラを外すたびに世界中に「ブラ外した」と発信するってこと!? いったい何のために?
・ギリシャ企業が発表した「Tweeting Bra」
このブラを開発したのはギリシャ企業の「ネスレフィットネス」だ。このブラには、Bluetoothを制御可能な小型デバイスが搭載されており、ホックを外すことで自動ツイートしてくれるそうだ。ブラを外すたびに自動ツイートなんてバカらしい機能だと思う人もいるかもしれないが、これには深い意味があった。
・ブラを外したことをわざわざツイートする目的
「Tweeting Bra」の目的は乳がん検査の啓発だ。実は、10月は「乳がん月間」。乳がんの早期発見・早期診断・早期治療を啓発する期間である。「ピンクリボンキャンペーン」と言えばピンとくる人もいるかもしれない。
この「Tweeting Bra」は、ブラが外されたという知らせをフォロワーが受け取るたびに、乳がん検診へのリマインドにしてほしいという願いが込められているというのだ。
・ネットユーザーの声
「はぁ?」
「なかなかクールなアイディアだね」
「ギリシャのレベルがあがった!!」
「ギリシャ始まった」
「マジかよ! 笑ったわ」
「これはないわ」
「つける人いないだろこれは…」
・販売の予定はなし
この今までにない発想のブラにインターネット上では驚きの声が多く上がっている。「Tweeting Bra」を、いったい誰が買うのか、知らない人にブラを外したことを伝える意味があるのか興味津々の様子だ。
だが、残念ながら「Tweeting Bra」には販売の予定はないという。ギリシャの人気司会者マリア・バコデミウスさんが2週間着用し、ツイートすることにより、乳がん検診への理解を深めてもらおうという啓発用に作られたものなのだ。
「Tweeting Bra」の啓発の効果を疑問視する声もある。だがこうやって話題になったことで、「乳がん月間」の周知には貢献していると言えるだろう。
参照元:Tweeting Bra(ギリシャ語)、IB Times(英語)、Twitter @mariabacodimou
執筆:沢井メグ