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みなさんは「遊園地」と聞くと一体どんなものを想像するだろうか? 遊園地といえば、ディズニーランドやUSJが定番だが、イタリアで、世界にまたとない「森の遊園地」が人気を博しているという。

それは、商業施設でも何でもない。アットホームな場所にしたい、と、ひとりの男性が40年以上の歳月をかけ、コツコツと作り上げた遊園地なのである。

・「森の遊園地」はひとつの屋台からはじまった

この素敵な遊園地を作ったのは、イタリアに住むブルーノさんという男性だ。1969年6月15日、ブルーノさんは、屋台を開きソーセージやお酒を売り始めた。すると商売はなかなかの繁盛を見せ、第二の夢である家庭料理の店『Ai Pioppi』をオープンすることにした。

・思いもしなかったアイディアがひらめく

1カ月後、レストランの工事中のことだ。ブルーノさんは職人に頼んでいくつか金属製のフックを作ってもらおうと考えた。しかし、職人が見つからなかったため、自分でやることにしたそうだ。

まず簡単な溶接を勉強しはじめたところ……彼の創作意欲に火がついた! 全く考えもしなかった「遊園地を作る」というアイディアがひらめいた。夢がもうひとつ増えた瞬間である。そこで、ブルーノさんはレストランの準備を進める一方で、一人で遊園地を作り始めた。

・遊園地にはジェットコースターやメリーゴーランドも!!

そして40年以上の月日が経ち……森のレストラン『Ai Pioppi』付近には、ブランコ、すべり台、シーソーから、ジェットコースターやメリーゴーランドまで! 多くの遊具であふれた素敵な遊園地になっていた。

とても一人で作ったとは思えないほど。全ては、ブルーノさんが40年以上もの間、積み重ねていった夢の結晶なのだ。

・本物のアットホームなレストラン

ひとたびレストランに来れば、食事を楽しめるだけでなく、思いっきり遊ぶことができる。遊具で遊ぶのは子どもだけではない。童心に戻って遊ぶことができ、大人にも喜ばれているという。

レストランの周りに遊園地。この全く関係なさそうな2つのものが一緒になると、こんなに素敵な化学反応が起こるなんて! これこそブルーノさんが目指した「アットホームなレストラン」なのではないだろうか?

参照元:VimeoColossalYouTube(英語)


▼レストランの様子
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▼こちらが夢が生まれる作業場だ
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