Mega_Drive_580

ファミコン、スーパーファミコン、メガドライブにPCエンジン……と、これまで様々なゲーム機が登場してきた。今ではもう遊ばないが、遠い過去には夢中になって遊んだという人も多いだろう。なかでもメガドライブが大好きだったという人は、どうかこの記事を読んで欲しい。

あなたはメガドライブを落としたことがあるだろうか? メガドライブといっても、サイズが小さくなった「メガドライブ2」ではなく、初期型のタイプである。初期型のメガドライブを床に落とすと、「ゴワンゴワン」という音がするのだ。ウソだと思うなら、落としてみてほしい。

メガドライブの「ゴワンゴワン」を世に広めたのは、当時は勢いのあったファミコン雑誌『ファミコン通信』(現ファミ通)である。どんなコーナーだったのかは忘れたが、メガドライブを放り投げたら「ゴワンゴワン」って音がした。さすがは 16-BIT! ……的な文章が書いてあった。いい時代だった。

マジかと思い、おそるおそる落としてみた。すると……見事に「ゴワンゴワン!」という音がしたのである。本体内の空洞によって音が反響し、実に 16-BIT なゴワンゴワン音が鳴り響くのだ。部品がミッチリと詰まったPCエンジンやスーファミでは到底無理なサウンドである。さすがは 16-BIT といえよう。

ちなみにファミコン本体(旧型)を落とすと、「ガシャ」であった。スーファミは「バコンッ」であり、PCエンジンは「ゴッ」である。ただし、あまり落とし過ぎると壊れるので要注意。ほどほどにしておこう。

執筆:GO羽鳥
photo:Muband