日本でも、高速道路を走る長距離バスを利用したとき、「シートベルトを着用してください」と案内される。2008年6月の道路交通法改正からは、後部座席のシートベルト着用は義務となっており、高速バスも例外ではない。
そんな高速バスにおけるシートベルト着用の重要性が一発で分かる事故映像が大きな話題になっているのでご紹介したい。動画のタイトルは「大陸巴士高速公路上倒車被撞、多人被拋出車外 (多角度CAM版)」である。
・車内に設置された4台のカメラが記録
事故が発生したのは中国・浙江省の高速道路。高速道路の出口を間違えたバス運転手が、出口に戻ろうとバックさせたところ、後ろから走ってきたトラックがバスに追突。その瞬間を、バス車内に設置されていた4台のカメラが記録していたのである。
・まるで無重力状態
まず、衝撃的なのは運転手の吹っ飛び具合だ。まるで窓に吸い込まれているように、車の外へスポーンッと飛び出していく。
続いて注目すべきは後部座席を映した映像だ。ドカーンという衝撃音と共に、乗客たちはメチャクチャな方向へ吹っ飛んでいる。まるでスペースシャトル内の無重力状態のような映像だ。後部座席におけるシートベルト着用の重要性がよく分かる。
なお、この事故によりバスの乗客・乗員22人は負傷し、追突したトラックの運転手1人が死亡したとのこと。今回の事故は中国で起きたが、日本で起こる可能性もゼロではない。高速バスでのシートベルトは絶対だ。忘れないようにしよう。
参照元:YouTube、NHK
執筆:GO羽鳥
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]