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日本全国のあらゆる街で、毎週末ごとに開催されている「街コン」。地域の活性化と婚活・恋活の場として盛り上がりを見せているようですが、実際出会いにつながっているのでしょうか?

コラムニストとして活躍する犬山紙子先生は、2012年の街コンに行き倒していたそうです。その彼女に街コンの実態について聞いてみました。街コンに抱かれるイメージと、実際とでは随分かけ離れたものがあるようですよ。今年街コンデビューを考えている人は、必見の内容です。

負け美女評論家として知られる犬山先生。負け美女とは、美人で恋人が欲しいのに恋人ができない女性を指すそうです。日夜負け美女を研究している彼女なのですが、彼女自身もずっと彼氏がいないそうです。目の覚めるような美人なのになぜ? と疑問に感じるのですが、とにかく2012年9つの街コンに参加したとのこと。その彼女に街コンの実際を聞いてみました。

・男女ともに質は高め
街コンに参加するということは、日常に出会いがあまりないということになります。ということは、干からびた系の男女が多いかと思いきや、実は参加者の質は男女ともに高いと言います。「男性は女性の少ない職場の人が多く、大卒も多いです。女性はルックス偏差値平均50以上と感じましたね」。なんと! 申し分ないではないですか。ということは、男女にとって最良な出会いの場なのでは?

・普通の合コンよりモテる
犬山先生が感じたところでは、「普通の合コンよりモテる」とのこと。特に男性は元を取りたいので、アプローチが強く、ギラギラしているところがあるそうです。つまり女性はアプローチをかけられる可能性が高い。したがって、相手の様子をうかがってばかりいる普通の合コンよりも、盛り上がるわけです。では、とにかく街コンに参加すれば良いということなのでしょうか?

・場所で選ぶと間違う
しかしちょっとだけ、選び方にコツがあるようです。とにかく参加すれば良いという訳ではなく、できるだけ趣味趣向にそったものを選んだ方が良いようです。また、近くに住んでる人に出会いたいと思っていても、街コンで出会う人が近場に住んでいるとは限らない。「主要都市の街コンには、遠方から参加している人も多く、結局土地柄はほぼ関係なくなってしまいます。私が参加した範囲では、その土地(開催地)に住んでいる人はトータルで二人しか会いませんでしたね」とのこと。とはいえ、残念ながら趣味趣向に基づいた街コンは、今のところ少ないようです。

・いきなり付き合うことはまずない
仮に素敵な相手と出会えたとして、二人の関係は発展していくのでしょうか? 「いきなり付き合うことはほぼない」と犬山先生は言います。お互いが「運命的な出会い」と確信しない限り、具体的な恋愛へと発展しないようです。しかし友達としての付き合いに発展していくパターンは珍しくないようです。

・街コン最大のメリットは?
つまるところ、街コンのメリットとはなんでしょうか? もちろん特別な相手に出会うのが一番。しかしそれだけではないと、犬山先生は語っています。

「まず恋愛ニートにはおすすめです。恋愛から遠ざかっていると、何事にも億劫になってしまいますが、リハビリに最適なんですよね。沢山の異性と話さざるを得ない状況の中、異性ってそこまで怖くない、「恋愛 = 傷つけられる」という気持ちが変化するきっかけに。また、恋愛慣れしていない人にとっても良いですね。あえて言うなら恋愛トレーニングの場として街コンは最適です」

恋愛からもともとの距離が遠い人や、以前の恋で痛手を負った人が恋愛と向き合える場。それが街コンなのかもしれません。ちなみに犬山先生の街コンでの成績はどうだったのでしょうか?

・モテたわ~!
犬山先生(と言うか女性全般)はとにかく声をかけられまくっていたとのこと。街コンの感想を一言でいうと「いつもの倍はモテたわ~!」だそうです。長らく声をかけられたりする状況を忘れていた彼女は、街コン参加で「モテる」という感覚そのものを甦らせていたようです。

ちなみに彼女が9つの街コンに参加したときの状況は、彼女の著書『街コンのホントのところ』で紹介されています。彼女が出会ったユニーク(?)な男性諸氏の姿が、赤裸々につづられています。男女ともに参考になる内容になっています。恋愛から遠ざかっている皆さんは、参考にしてみてください。

参照元:犬山紙子公式サイト
Photo:Rocketnews24