ひとくちに「DJ」といっても、様々な種類のDJがある。その場にあった音楽を選曲し、切れ目なく自然につないでかける者、それが基本のDJだ。一方、レコードをこすって「キュッキュ」と音を鳴らすスクラッチなどの特殊なテクを専門的に行うDJのことを、ターンテーブリスト、あるいはバトルDJという。

そんなバトルDJの世界一は誰なのか!? それを決めるのがイギリスで毎年開催される世界最高峰のDJバトル大会『DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIP』であるが、つい先日の2012年9月28日に行われた2012年大会でグランプリに輝いたDJこそが、我らが日本の「DJ 威蔵」さんなのである!

果たしてどのようなプレイで世界一になったのか。それはYouTubeにアップされた動画「DJ IZOH (Japan) – DMC World Champion 2012 EXCLUSIVE!」を見れば一目瞭然。激しいスクラッチは無論のこと、背中など全身を使ってのプレイは圧巻のひとこと。最後の最後はシャンパンと焼酎を持っての威蔵流パフォーマンス。完璧である!

ちなみに『DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIP』では過去にも日本人が優勝したことがある。2002年には「DJ KENTARO」がアジア人として初の世界一、2004年にはバトル部門で「DJ AKAKABE」、2006年にもバトル部門で「DJ CO-MA」。チーム部門では2007~2011年まで「KIREEK」が5連覇達成!

なお、「DJ 威蔵」は、2005年に世界3位、2011年大会では世界2位。そして今年2012年、ついに世界一になったのである。おめでとうDJ 威蔵さん! 来年の『DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIP』では、是非とも2連覇を狙って欲しい!

(文=GO
参照元:Youtube DMCworldchamps