暑い! 蒸し暑いぞ! こう暑いと、よく冷えたビールをゴクゴクと飲みたくなるものだ。先日ご紹介した、キリンがマーケットを無視して作ったビール「グランドキリン」が、本日(2012年6月19日)よりセブンイレブンで先行発売開始となった。
実は発表会のときに、開発者の方に「どんな料理と合うか?」と尋ねてところ、意外な回答が得られたので、お伝えしたい。開発者の方は「甘くないチョコレートと合うと思います」という。ビールとチョコ、アルコールとスイーツの組み合わせは本当に合うのか? いくつかの種類のチョコレートを買って検証してみた。
・カカオが濃厚なチョコレート × グランドキリン
グランドキリンは同社製品のなかでもっとも高い麦芽量を誇っている。したがって、飲み口は重厚だ。そこにあえて、濃いカカオチョコをぶつけてみる。これが予想以上によく合う! 濃厚 + 濃厚の組み合わせ、チョコとビールが口のなかで溶け合って、フルーツビールでも飲んでいるような感覚を楽しむことができる。グランドキリンの後味がスッキリしているのでくどさは一切ない。
・ブラックチョコレート × グランドキリン
標準的なブラックチョコレートは、カカオのきいたチョコ同様に口のなかでよく馴染む。しかしカカオのきいたものには劣るだろう。記者(私)はどうやら比較する順序を間違えてしまったようだ。とはいえ、ブラックチョコもグランドキリンとの相性が非常によい。
・ミントチョコレート × グランドキリン
ミントフレーバーが強いチョコは、意外にもミントとホップの香りが合わない。さわやかなミントビールをイメージしていたのだが、どうやらビールの豊かな味わいをミントが損なってしまうようだ。残念……。
・抹茶チョコレート × グランドキリン
抹茶の控えめな苦さは、ホップの味を引き立てるのに適している。まるで苦味がビールの芳醇な香りを押し上げてくれているようだ。ややクセがあるものの、そのクセにはまると病みつきになりそうな予感。
総じてみると、どうやらカカオのきいたチョコレートがグランドキリンと相性が良いようだ。もしかしたらカカオ感が強ければ強いほど、相性がいいかもしれない。さらに、フォンダンショコラなどの濃厚なチョコレートテイストのスイーツとも、よく合うはずだ。
本日発売のグランドキリン、スイーツをつまみにビールを飲むというのも悪くないだろう。いずれにしても、まずはビールそのものの味を楽しむことを、強くおすすめする。
レポート:フードクイーン・佐藤
Photo:Rocketnews24
▼ カカオが強いチョコとの相性が良いようだ