ロケットニュース24で定期的にお届けしている世界各地の吉野家訪問。今回は香港の吉野家をレポートしてみよう。香港の吉野家出店は20年以上前と古く、地元の人にも「日本のファーストフード店」として認知されているおなじみの存在だ。

今回、記者が訪れたのは九龍半島側の繁華街、尖沙咀(チムサアチョイ)のど真ん中にある地下店舗。九龍公園にも近く「金馬倫道(Cameron Road)」を入ってすぐの場所にあるので観光客にも非常に行きやすい。数年前まで吉野家の向かいに「和民」があったが、残念ながら和民はなくなっていた。

さて、香港の吉野家メニューは大きく4つに分類されている。

・烏冬類(ウドン系)
・湯麺類(ラーメン系)
・米粉類(米の麺、ビーフン系)
・日式飯類(いわゆる日本の牛丼)
・特殊(期間限定のメニュー)

これらに味噌汁や日本茶などをお得に組み合わせることが可能だ。ちなみにタイの吉野家で緑茶が有料だったという記事以前お伝えしたが、香港でも状況は変わらない。日本では当たり前のように無料で提供される日本茶は、香港では味噌汁と同格、あるいはそれ以上なのだ。別紙のリーフレットを見てもわかるように「日本茶」の登場回数は味噌汁以上なのである。

今回、記者が注文した料理は牛皿とラーメンに日本茶がついたセット。ここ香港では、牛皿をラーメンの上にぶっかけて食べるのがスタンダードなようで、実際にトライしてみたものの、味はいたって普通だった…。うん、美味しいのは間違いないのだが…。

また、店内は日本のような「男の飯屋」という雰囲気ではない。どちらかというと、マクドナルドのようなレジカウンターに広いテーブル席を持ったまさにファーストフードといった感じの佇まいだ。したがって、女性ひとりでも気軽にご飯が食べられるのはでないかと思う。

今回訪れたのは尖沙咀店だが、香港では他にも10店舗ほど出店しているので、もし香港に行った際は、一度訪れてみてはいかがだろうか。ちなみに香港の吉野家では、海鮮丼や野菜丼をはじめ「しゃぶしゃぶ」まで販売しているぞ。

■お店のデータ

吉野家 尖沙咀
尖沙咀金馬倫道5號太興廣場地庫B1號舖
852 2721 0719