現在、猛烈な勢いでTwitter上で拡散している情報がある。それは「Twitterのパスワードが大量流出」といったものである。CNETの情報によると、流出したのは5万5000件以上のアカウントとのことだ。

また、Twitterの広報担当者は「自分のアカウントが被害にあっているかもしれないと心配ならば、パスワードのリセット・変更を推奨しています」とコメントしているという。心配でなくとも、とりあえず念の為にパスワード変更しておくべきだろう。

ちなみに、Twitterだけではなく、楽天市場やAmazonでもアカウントのパスワード流出・乗っ取りは稀にある。本誌記者も数カ月前に楽天市場のアカウントが乗っ取られ、勝手に買い物をされるという被害にあった。その詳細や顛末は「シリーズ【追跡ネット犯罪】」をご覧頂きたい。

ちなみに余談であるが、もしも仮にアカウントの乗っ取りなどのネット犯罪行為が日本国外のサーバーから行われていたとする。その場合、日本の警察は、基本的には何もできない。その国の警察と連携しなくては、何も手が出せないのである。

さらに連携するには様々な手続きが必要で、「よほどの大規模な犯罪でないと動けない」と、とある警察関係者は証言している。逆を言えば、海外サーバーさえかましてしまえば小さなネット犯罪し放題なのが今の日本の法律なのである。

インターネットは世界を繋げてしまった。だが、犯罪者とも繋がっているということを忘れてはならない。パスワードは定期的に変更しよう。気がついたら、変更しよう。それが今なら、今すぐだ!

参照元:CNET JAPAN

Illust:rocketnews24.