世界的な人気を誇る「コールドプレイ」のボーカリストであるクリス・マーチンが、最近行われたチャリティライブで、楽曲の途中で演奏を中断。客席でタンバリンを叩く客に向かって「これはタンバリンの曲じゃない」と注意を促すハプニングが起きた。その一部始終がYoutubeで公開され話題となっている。
彼が演奏を中断したのはセカンドアルバムの収録曲『The Scientist』。この曲はピアノバラードで、ファンからの支持も高い曲だ。ライブではクリスの優しい歌声に、観客は耳を傾けていたのだが、クリスは突然演奏を中断。
何が起こったのか? と誰もがビックリしていると彼は客席に向かい「これはタンバリンの曲じゃない」と、タンバリンの音が聞こえる方に忠告し、「この曲のレコーディングの時に、タンバリンも試したけど結局ボツになった。だから、タンバリンなしで10年以上演奏をしてきたんだ。(この曲に)合うかもしれないけど、僕はタンバリンなしに慣れてしまっている」と、まくし立てるように語ったのである。
注意された本人は元より、バンドメンバーも驚いたことだろう。しかし、クリスはどうしても注意せずにいられなかったようだ。そして、言い出さずにいられなかったことについて、「悪く思わないでほしい」と釈明した。
そして「タンバリンは僕のお気に入りの楽器のひとつ」と、付け加えたうえで演奏は再開された。曲の最後には「次の曲はタンバリンにばっちりの曲」と告げ、会場を和ませたのである。
それにしても、タンバリンを叩いていた客は相当ビックリしたはずだ。まさか、自分がきっかけで演奏が中断するとは想像もしなかったはずである。しかしながら、クリスから冗談交じりに「いい音を出していると思う」と褒められたのは嬉しかったに違いない。
参照元:Youtube Brazilierrra
▼ 冒頭(0:18)すぐに演奏を止め、客席に注意を促すクリス