毎年、寒さが募り始める頃になると、天候と同時に風邪に関する情報が気になるものである。今年の風邪は喉に影響があるのか? それとも高い熱が出るのか? 症状によって対処法も変わってくる。効率的に情報を得るにはどうしたらいいの? とお思いの方に画期的なウェブサービスをご紹介したい。

製薬会社のエスエス製薬は、Twitter上の風邪に関する情報を収集してエリアごとに解析し、風邪話題度を予測する「カゼミル+」を公開した。これを見れば、現在流行している症状を察知することができ、予防にも役立つものとみられている。

このサービスは2011年11月15日に公開されたものだ。同社は東京大学「知の構造化センター」の協力を得て、風邪に関する情報を収集するだけでなく、言語解析して精度の高い風邪情報を検出。それを元に、未来の風邪話題度を予測しているのである。

風邪話題度とは、「熱っぽい」や「のどが痛い」などの風邪に関する話題が投稿される頻度を指す。話題度が上がれば、自然と風邪が流行っているということを察知することができる。同社はさらに天気因子(気温や湿度など)と組み合わせることにより、1週間先の風邪話題度を予測しているのである。

話題度が上がっている日は、普段より風邪に対して注意が必要となる訳だ。今後の予測としては、たとえば東京は11月21日、22日、25日に話題度が上がるようだ。その前後の日は風邪に対して用心しなければならない。全国47都道府県のすべての話題度を知ることができるので、お住まいのエリアを検索し、確認して頂きたい。

また、公式アカウント「@kazemiru」では、注意すべき都道府県に関する情報を毎日定期的にツイートしてくれる。さらに都道府県名を公式アカウント宛てにツイートすれば、風邪話題度を自動リプライしてくれるのである。風邪は万病の元といわれている。このサービスを利用して、十分に注意して頂きたい。

参照元:カゼミル+