海外において和食の代表格と言えば「寿司」。だが中国では、寿司と並んでポピュラーな和食と言えば、吉野家や松屋など牛丼チェーン店の牛丼である。

そんななか、中国の日本料理レシピサイトで『松屋の牛めしレシピ』なるものが公開され、多くのネットユーザー達から「美味しい!」、「松屋の味だ!」と好評を得ている。

材料を見ると、思わず「?」と首をかしげてしまう食材も入っているが、とりあえず記者も作ってみたぞ!

材料と作り方は以下の通り。
 
【材料】
牛肉:250グラム
たまねぎ:2分の1個
ブロッコリー(つけあわせ):2分の1株
にんじん(つけあわせ):2分の1本
うすくち醤油:大さじ1と3分の1
みりん:大さじ2
ニンニク:少々
生姜:少々
 
【作り方】
1.にんじんとブロッコリーは茹でておき、醤油とみりんはよくまぜておく
2.鍋に油をひき、たまねぎ、ニンニク、生姜を入れ、生姜の香りが立つまで炒める
3.合わせた調味料を鍋に入れ、沸騰したら弱火にし肉を入れる
4.肉が硬くならないように注意しながらじっくり火を通し、煮汁にとろみが出たところで、火から下ろす
5.盛り付けて完成
 
所要時間は約15分。拍子抜けするほど簡単だ。見た目も松屋の牛めしとあまり変わらない。で、肝心の味はというと……

意外と美味しい! 一般的に牛丼はダシをベースに醤油・砂糖・みりんなどで煮込むものだが、このレシピではダシは一切入っていない。醤油とみりんだけで美味しく食べられるのはちょっと驚きだ。

食感は焼肉と牛丼の中間といったところ。煮込んでいないので、肉の厚い部分は味がしみづらいようだが、許容範囲である。

比較すると、本家・松屋の牛めしが優しい味なのに対し、こちらはシンプルな中にもニンニクのパンチが効いていてやや強い味の印象だ。やはり若干の違いはあるが、方向性としては間違っていないだろう。

写真:ロケットニュース24

参照元:豆果(中国語)

▼これが材料だ

▼中国風に盛り付けてみた、中国ではこのつけあわせは鉄板

▼『松屋』の牛めし(左)と