4月20日、ソフトバンク社長の孫正義氏が、電気事業に参入する意志を発表した。自然エネルギー分野の新財団を設立するというもので、そのための資金を復興支援のために寄付する100億円とは別に、すべて個人資産で提供するとしている。

この事実は同日16時から放送されているUstream・ニコニコ生放送で同時配信されていた「孫正義講演「震災復興に向けて」(民主党復興ビジョン会合)」で明らかにしたものだ。その内容の一部を、ジャーナリストの上杉隆氏がTwitterで紹介したのである。

財団については、すでに「東日本ソーラーベルト構想」と名付けられており、太陽光発電を中心とした自然エネルギー分野で事業を行う予定だ。世界最大規模のソーラー発電所を建設し、そこで雇用を創出することも視野に入れているとのことだ。年内に設立し、海外のトップクラスの研究者・科学者を招待して提言を行うとのことである。

ちなみに、海外では自然エネルギー分野の開発が、急ピッチで進められている。東電の原発事故を受けて、脱原発の動きが活発化している。すでにソーラーパネルを使わずに太陽光発電を実現することも可能のようで、今後建設コストが大幅に削減されるとの見方もある。果たして、孫氏の「東日本ソーラーベルト構想」はどのような未来を創造することになるのだろうか。

今後の動向に注目が集まる。

参照元:Twitter / uesugitakashi