1月30日の『おしゃれイズム』のゲストは、シルク、大久保佳代子(オアシズ)、アジアンという女性芸人軍団。美の伝道師として多方面で活躍するシルクをはじめとして、恋愛話をすることに積極的な女性ばかりが集結。彼女たちは、自慢の勝負服を身にまとって颯爽とスタジオに現れた。
スタジオトークでは、彼女たちが自身の恋愛体験を赤裸々に語った。噂年齢50歳のシルクは、道端で声をかけたことがきっかけで、現在27歳の彼氏と付き合っているという。また、アジアンの馬場園は、交際中のWエンジン・チャンカワイとのラブラブなエピソードを披露した。
そんな中で、大久保の休日の過ごし方を密着取材するVTRが流された。真っ昼間から自宅でマッコリを飲みながらテレビを眺めるアラフォー女の日常に、スタジオからは驚きの声があがった。その後、大久保は散歩に出かけた。近所の公園で鳩にエサを与え、独りでブランコを乗り回す。そして、池で鯉が群れになって泳いでいる様子を見て、大久保は信じられない言葉を口にした。
「気持ち悪いわ……」
あまりに救いのない一言に、司会のくりぃむしちゅー・上田は「お前は心がすさんでいる!」とすかさずツッコミを入れた。その後も大久保は、合コンで気になる男性の体を触る「6か所攻め」というテクニックを実演したり、まさにやりたい放題。
大久保は、相方の光浦とは対照的に、不美人キャラでありながら卑屈にならず、ふてぶてしさを保って堂々としているところが面白い。番組を通して、バラエティの世界をまたにかける不思議な生物・大久保の生き様の片鱗がうかがえた。
(文=お笑い評論家・ラリー遠田)
イラスト:マミヤ狂四郎