ドライバーにとって、1年間でいちばん危険な時期はいつだろうか? この質問に多くの人は冬と答えるはずだ。降雪によって視界が悪くなり、路面が凍結して滑りやすくなるからだ。
しかし、本当は夏がもっとも危険なのである。というのは、冬は誰もが警戒心を強く持つのに対して、夏は気持ちが緩みやすくなっているからで、その危険度が増す最初の日が今日『7月4日』なのだ。
ミネソタ大学の研究機関が、科学情報誌『ライブ・サイエンス』に伝えたところによると、交通死亡事故の3件のうち1件が夏の間に起こるという。アメリカの場合、7月4日の独立記念日の事故が1年でもっとも多いとされている。
この事実を報告しているトム・ホラン博士は「私たちは通常、冬の間、とても用心して車を運転しているが、夏の休暇中などは警戒心が緩みがちである。そのようなときに交通死亡事故は起きやすい」と注意を促している。
夏の陽気は人を楽しい気分にさせてくれる。しかし、気持ちが緩んでいるときこそ、安全運転を心がけたいものだ。遠くへ車で出かける際は、十分に注意されることをオススメする。